【 スターリンク 】イーロン・マスク氏のSpaceXのサービス日本で提供開始 FirE♯552

イーロン・マスク氏のスペースXが衛星インターネットサービス「スターリンク」のサービスを日本で開始すると発表しました。

これを使えば、どんな辺境の地でもインターネットにつながります。

【 スターリンク 】

SpaceX社が提供する人工衛星によるインターネットサービスです。
簡単に言えば、宇宙からWi-Fiが届くイメージですが、そういうわけではありません。

持ち運び可能な専用の地上アンテナを使うことで通信の届かない山間部などでも高速なインターネット回線を利用できます。

このアンテナがあれば、どんな山奥だろうとネットにつながることができます。インフラが整っていない地域でも、紛争地でもネットにつながる。

■ ウクライナへ提供で有名に

スターリンクが有名になったのは、ウクライナへのサービス提供でしょう。

ウクライナからの要請に、イーロン・マスクが即時対応し、専用アンテナを大量に提供しました。

紛争において通信は一番に狙われるインフラですから、これをカバーできたことはウクライナにとって、大きな力となりました。

■ 利用料金　12300円/月

画期的なサービスであるスターリンクですが、利用料金は月額12,300円と、
比較的高くなっています。

また、専用のアンテナは、73,000円です。

広く普及するのはまだ先になりそうです。

■ サービス地域　東京以北から北海道南部

日本でのサービスが利用できるのは、東京から北のエリアです。

西日本では年内にサービス開始の予定です。

【 マスク氏の支配 】

「スターリンク」は、今後サービスが広がれば、料金も落ちてくるでしょう。

マスク氏がインターネットの提供というビジネスでこのままシェアを広げればどうなるのか？

現在の、GAFAMのサービスの多くは、ネットを介したものになっています。

つまり、ネットが遮断されれば、そのサービスは大きく低下します。

その根本となるところをマスク氏が握っていくということになります。

当然、amazonのベゾス氏も、その分野への進出を狙っています。

TeslaがEV業界で大きく先行しているように、人工衛星でのインターネットの提供という分野でも、先行していく可能性は十分にあります。

マスク氏の設定しているゴールがあまりにも遠いため、この程度のサービスは、通過地点に過ぎないのでしょう。

そこへ向かって走っているわけではないからこそ、その次の展開が速いのでしょう。

マスク氏の今後の動きにさらに注目です！