【 職業訓練校 】 WEBクリエーター科の最大の価値は 「仲間作り」 FirE♯557
8月から通っていた職業訓練校「WEBクリエータ科」が10月末で終了となります。
正直、これだけで、スキルをつけることは無理です。
WEBの学習としては浅く全体を学ぶイメージでした。
事前の知識や、訓練校に通いながらの復習、自習をしなければスキルの習得は難しいです。
就職支援としては有意義です。
周りからの良い刺激を感じることで自分も動かねば!となります。
【 WEBクリエータ科の学習の流れ 】
全体の大きな流れを見ていきましょう。
■ 1ヶ月目
1ヶ月は、ほぼHTMLとCSSの学習でした。テキストに沿ってコーディングを学びます。
HTMLはあらかじめ用意されている場合がほとんで、いざ自分で書くというとき、何から始めたら良いかわからないという人も出てくるでしょう。
月末から翌月にかけて、架空サイトをコーディングする課題があるのですが、この時点でコードが書けるようになるには、相当な自習が必要になります。
1ヶ月目から、応募書類を作ったり、就職に関する講義が多い印象です。
WEBの学習よりも、訓練生の就職がゴールであるという印象です。
■ 2ヶ月目
2ヶ月目は、Illustrator、Photoshopの学習がメインです。
しかし、Illustratorは4日ほどしかなく、基本を学び一般のロゴデザインの募集サイトから、応募するテーマを選択し、そのロゴを作成する時間がほとんです。
Photoshopは、基本を学んだ後にコラージュ作品を作成する時間がほとんどです。
WEBデザインに必要となるデザインカンプの作り方の講義は1日のみでした。
2ヶ月も自習なしでは、十分なスキルはつきません。
■ 3ヶ月目
最終月は、架空サイトまたは、知り合いの会社、店舗などのサイトを制作課題として作ります。
この記事を書いているのが、この段階です。
多くの人が、知り合いにお願いをし、実案件として制作を行なっています。
ここでは、講師を上司として企画書の提出や、スケジュールの提出をしなければなりません。
私の場合、実案件としてクライアントにヒアリングをし、サイトの設計等を決めた上で企画書を提出したのですが、クライアントとの話を無視してサイトの設計の変更を指示されたので、企画書全体を書き直し、クライアントが要望する形になるようにしました。
WordPressの学習は、「知る」程度で終わると思われます。
【 学習内容評価は △ 】
3ヶ月という短い期間で、WEB制作のスキルをつけるには、3ヶ月の中身を自分で濃くする必要があります。
夜も、休日も、その自習に充てて自分で学習をすればスキルは身につくでしょう。
どの分野にも言えることですが、教えられることは少しです。
結局、独学が必要だということです。
【 特別講師の講義は ◎ 】
数回ですが、制作会社の代表の方の、WEBマーケティングや、ライティングの講義があります。
これは現実を聞くことができ、非常に有意義です。
WEB制作の現場の現実は、非常に厳しいこと、体験された大変だったことも含めて話を聞くことができます。
【 就活支援は ○ 】
就活については、有益です。
面接対策や、応募書類の添削が受けられます。
また、進路についても相談も可能で、就職の支援は手厚く行なってくれます。
WEB面接に場合に、部屋を借りることもできます。
模擬面接で練習も可能です。
【 結果 】
訓練校では、就職が決まると途中で退校する人が出てきます。
先日に制作会社への就職が決定し、退校された方がいました。
その方の元々のスキルがどの程度だったのかわかりませんが、制作物も突出しているわけではありませんでした。
それでも、訓練校で学び制作会社への就職が可能であるという結果が出ていますので、しっかり取り組むことで目標達成はできそうです。
【 仲間ができる 】
訓練校に通う最大のメリットは、共に学ぶ仲間ができることです。
就活は孤独になりがちですが、周りの仲間が積極的に動いているのを見て、自分もやらねば!となりました。
また、デザインに行き詰まったりしたときに、意見をもらえたり、わからないところを教えあったりと、力強い仲間ができます。
そのようなスキル的なことだけではなく、友達とし付き合っていけるような人間関係もできます。
【 まとめ 】
職業訓練校の「WEBクリーター科」について書きました。
訓練校といっても、地域により差がありますので、決してこれが全てではありません。
しかし、大切な仲間ができるのは、どの訓練校も同様でしょう。
それだけでも通う価値はあると言っていいでしょう。
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