【第二のソールオリエンス&ソウルスターリング】発掘プロジェクト
この記事で取り上げる社台・サンデー2023年募集馬。
エピファネイア産駒、ブリックスアンドモルタル産駒、サートゥルナーリア
産駒、ダイワメジャー産駒、キズナ産駒、オルフェーヴル産駒、アドマイヤ
マーズ産駒、Frankel 産駒。
上記の産駒のすべてを取り上げているわけではなく、ほんの一部になります。
また、個別の募集馬の名前を挙げてはいますが、個別の解説をしているわけではありません。
この記事は、重賞優勝馬の血統的な傾向を中心に分析して、これを1口馬主やPOGの選馬に役立てようという狙いで書かれたものになります。
(1)サンデー系か非サンデー系か
下の有料記事にも書きましたが、重賞競走の優勝馬を調べると、近年、サンデーサイレンスの血を持たない馬は一段と不利な立場に立たされていることが明らかになっています。
https://note.com/soumanosuikoden/n/n5ba64130d2b8
ですから、無難に行くなら、父系か母系のいずれかにサンデーサイレンスの血を持つ馬(このブログでは「サンデー系」の馬と表現しています)をピックアップする。
これが、1口馬主や馬券戦術で当たり馬を引く、常識になっています。
今年の皐月賞馬、ソールオリエンス(父キタサンブラック)もまた、3代父にサンデーサイレンスの血を持つ「サンデー系」の馬ということになります。
サンデー系からいけば当たりくじを引ける。
口で言うのは簡単ですが、だからこそ私たちは困難に直面しています。
社台系の牧場での生産馬も90%以上の馬はサンデーサイレンスの血を持つ馬であり、その多くの馬から当たり馬を見つけるのは、砂浜で砂金の粒を見つけるほど大変なミッションになる、というわけです。
一方、父系・母系にサンデーサイレンスの血を持たない馬(このブログでは「非サンデー系」の馬と表現しています)からも、ソウルスターリングやシュネルマイスターといった、G1馬の大物が間欠泉のように登場し、私たち会員を驚かせていることもまた事実です。
この有料記事では、ソールオリエンスとソウルスターリングに共通する「ある特徴」をもとに、「サンデー系の馬」や「非サンデー系の馬」の馬からも当たり馬を引くコツを考えてゆく、という内容になります。
その結果、2023年の社台・サンデーの募集馬から「サンデー系の馬」1頭と「非サンデー系の馬」2頭の合計3頭を私の出資候補として選定しました。
(2)反省の弁と今回の記事の趣旨
今まで数々の有料記事を提供してきましたが、そこで紹介した社台・サンデーサラブレッドクラブ募集馬の多くは私が出資しなかった。あるいは、出資希望を出さなかった馬たちです。
今年(2023年)の募集馬についても、何本か有料記事を書いてきましたが、そのなかで触れた馬についても、私は出資希望を出す予定ではありません。
自分が馬を持ち上げておいて、人さまにリスクを押し付けるようで、心苦しい思いを感じながら書いていました。
また、私自身が社台・サンデーサラブレッドクラブの会員でもあるため、結果として、他の会員の皆さんに私の出資希望馬ではない馬を誘導してしまう、という問題も少なからずあるように思います。
今回の記事で紹介する馬(3頭)は、私が今年、第一希望または第二希望を出す馬たちです。
この馬たちを今回取り上げることで、上に挙げた懸念を少しでも和らげることになるのでは、と思います。
ということで、今回の記事は自分の出資馬を選ぶ経緯を私の思考回路に沿って書いた、いわばドキュメンタリー式の、極私的なものになります。
私的と言っても、これは今年や来年以降の1口馬主会員やPOGの皆さんの馬選びにも必ず役立つ情報が多く含まれているという自信はあります。
それでは、これから私の今年の出資希望馬選定の過程を順に解きほぐしてゆきたいと思います。
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