【シャルマントの2020】人気の盲点になる穴馬
【安くていい馬】を選ぶときの基準として4点挙げました。
①マイナー種牡馬から選ぶ
②優秀な母系から
③「サンデーサイレンスのクロス」と「ヌレイエフのクロス」に注目
④勝ち馬率のよい馬を
①については、ミッキーアイル産駒に白羽の矢が立ちます。
マイナー種牡馬といっても、初年度産駒からすでに重賞勝ち馬メイケイエール(GⅢ小倉2歳ステークス、GⅢファンタジーステークス)を出しています。
ミッキーアイルはディープインパクト直仔で、ディープのスピードと切れ味を伝えています。
②については、母系ソニンクに注目しています。
シャルマントの2020の3代母ソニンクからは重賞活躍馬を多く出しています。
ノットアローン (牡馬、父アグネスタキオン、GⅢラジオNIKKEI賞2着)、ランフォルセ (牡馬、父シンボリクリスエス、GⅡダイオライト記念・浦和記念、GⅢエルムS・佐賀記念)、ノーザンリバー (牡馬、父アグネスタキオン)、GⅡさきたま杯2回・東京盃競走(G2)、GⅢアーリントンC・カペラS・東京スプリント競走)などの
また、ソニンクの娘ライツェント(シャルマントの2020の祖母)からはディアドラ (牝馬、父ハービンジャー、GⅠ秋華賞・ナッソーS、GⅡ府中牝馬、GⅢ紫苑S・クイーンS)を輩出しています。
これだけの活躍馬を出していれば、この母系の優秀さは確定でしょう。
③については、シャルマントの2020はサンデーサイレンスの3 x 4(18.75%)とNureyevの4 x 5(9.38%)をもっています。
④については、ミッキーアイルの勝馬率は2020年と2021年の累計で3.16。
2021年だけを見ると2.60で、これはディープインパクトの2.64に匹敵する高い数値になります。
改めて馬体を見てみると、まだ筋肉が足りない様子は4月29日の遅生まれということもあるのでしょう。
「初仔から馬格や筋肉量にも恵まれた」とカタログにありますが、真に受けるのは禁物で、新・測尺評価法による検討は必須です。
個人的にはあまりムキムキタイプは敬遠したいけれど、この馬は柔らかそな良質の筋肉のようです。
やや肩が立ったあたりは、やはりマイルから短距離適性でしょう。
1400mぐらいがベストかと思います。
ミッキーアイル産駒はGⅡ兵庫ジュニアグランプリ(ダート1400m)を勝ったデュアリストの活躍もあり、ダートでもいけそうですが、この馬はどうでしょう。
後肢の繋ぎからダート適性はありそうなので、うまくすると、デュアリストぐらいのパフォーマンスを期待できるかもしれません。
心配材料は高橋義忠厩舎でしょうか。
この調教師はノーザンファームやサンデーサラブレットクラブ所属馬はあまり預かっていないようで、サンデーの活躍馬のベストは牝馬のエッジ―スタイル(父ハービンジャー、26戦3勝、獲得賞金6,035万円)というところが心配材料になります。
以上、推し材料はそこそこありますが、今年はサンデーに良馬(のように見える馬)の粒
が揃っているので、この馬は第一希望では埋まらないような気がします。
牡馬で1口60万円は低価格帯びではありますが、とびきり安いわけではありません。
しかし、今年は全体的に広く微妙に値段を上げてきています。
大火傷をしない程度で遊ぶならこの馬。
第二希望で一考といったところが最終評価になります。
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