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奇跡講座とスピリチュアル

出会いは屋久島の友人宅でした。

『神との対話』を読みました

神との対話』は、アメリカの作家ニール・ドナルド・ウォルシュによって書かれた一連の書籍です。このシリーズは、ウォルシュが直接神との対話を持ち、その中で得られた洞察や教えを共有するという形式で書かれています。

町の書店でも一時はこの本が沢山並んでいました。今はそれほどないのですがネット書店では、関連書籍が沢山ありますね。
私も読んだ時は感動して、一気に読みました。
【この宇宙は神が体験するために、創造されたものだ】と書かれてあったのが印象に残っています。 つまり私達は神の代わりに日々暮らしているんですと。

「そうなんだ~」と、関心したのですが読み進めていくうちに何度か【奇跡講座で学んだ】と書かれてあったのです。
「奇跡講座が、この作者の元になっているならそれで勉強しよう」と思い、検索しました。
当時は今の翻訳本は出版されておらずに、ボランティアで翻訳されている方がダウンロード販売されていました。
ワークブックを購入して、屋久島でやっていたのです。

奇跡講座と出会って何度も挫折しかけた

徐々に翻訳本が出版され、日本語の学習者向けのサイトも出来てきました。

翻訳本を読み、サイトも見ながら学習しても何か、が気に障ります。
どうしても受け入れられない教えが出てくる。しばらくこの本には触れたくもないし、中も読みたくない。という思いです。
これは当然の反応だと、ワプニック博士の教えをしり落ち着いたものです。

出会ってから20年近くなりますが、購入した本を手放すこともなく他の霊性の教えに変わることもなく今に至ります。

一般的には、人々は自分の人生の前半を、技術や能力を身につけ、この世界の中で自分なりの生き方を見出すことに費やします。まず、自分というものをしっかりと自覚し、その上で、そうした自分が幸せだと感じられないのはなぜなのかといったことを実感した後に、はじめて人は、自分がもつすべての価値観を疑問視することを求めてくる思考体系(T-24. in.2:1) に取り組むための準備が整います。

あまりに若い時期に 『奇跡講座』 を実践しようとする場合、問題となるのは、自分自身を成長させることと自分自身を手放すことを同時に試みるという葛藤した状態にはまりこむ可能性があるという点です。それはたいていの場合、心理的・情緒的苦痛を生み出すものとならざるを得ません。

質問】No.71 (org.#1279, #454 )
健全な自我を育てることの大切さに関する2つのQ&A

https://jacim.com/acim/?p=4979

自我を成長させてから学ぶべき道

スピリチュアルな教えは、この世の真実を見抜くことに通じます。
それは個々人の自我を真実に運ぶことです。
自我は真には存在していないという真実へ、です。
ところが肉体・自我の欲求はこの世界を満喫して楽しく過ごし、この世が真実だと確信を深めさせることです。

この世で暮らしていくためには、肉体や精神的にも【この世での立ち居振る舞い】が成長しないといけません。
その時にスピリチュアルな教え(奇跡講座に限らず)を受けて、取り組んでしまうと矛盾したことを同時進行することになります。

宗教に入信している両親がその子に入信を強制して、悲惨なことが起こったようなものです。

奇跡講座にはこの世での具体的なアドバイスは無い

ワプニック博士は、具体例を出してアドバイスされていますがよーく読んでみると具体的ではないのです。
自我の頭や肉体を通して、心そのものへ届くようなアドバイスをされていることがわかります。

その言葉を読み返せば、読み返すほどに博士の優しさが染み入るような感じを受けます。

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