見出し画像

『Punch Brothersの新作をリマインドしてみた♬』

 先日、Twitterでマリア・マルダーでお馴染み『Any Old Time』をカバーしてることを知って、”PUNCH BROTHERS”の新作を聴いてみた♬

前作もベスト・アルバムに挙げたくらいお気に入りだが、今作の醸し出す底知れぬ奥深いアメリカン・ルーツ・ミュージックの魅力はもちろん、その魅力を再確認した上で、最先端にアップデートしようとする姿勢とその圧倒的なパフォーマンス力に脱帽せざるを得なかった。


■最新アルバム『Hell On Church Street』

今作は、昨年2020年12月25日に69歳で急逝したブルーグラス・シーンの先駆者”Tony Rice”に敬意を表し、代表作であり彼等が影響を受けたアルバム『CHURCH STREET BLUES』(’83)全曲カバーした内容。

個人的にお気に入りな楽曲が⑥『Orphan Annie』

ストーンズのジミー・ミラーがプロデュースしたら作品以降の流れや、ビートルズの最後期に影響を与えたディラン&ザ・バンドを彷彿させるような豊潤な雰囲気が最高♬

■Tony Rice『CHURCH STREET BLUES』(’83)
《Track List》
1.Church Street Blues(Norman Blake) 
2.Cattle in the Cane(Traditional) 
3.Streets Of London (Ralph McTell) 
4.One More Night(Bob Dylan)
5.The Gold Rush(Bill Monroe)
6.Any Old Time (Jimmie Rodgers)
7.Orphan Annie(Norman Blake) 
8.House Carpenter(Traditional) 
9.Jerusalem Ridge" (Bill Monroe) 
10.Last Thing on My Mind (Tom Paxton)
11.Pride of Man(Hamilton Camp)
12.The Wreck of the Edmund Fitzgerald( Gordon Lightfoot)

因みに、更にトニー・ライスがこの作品でカバーしたオリジナル楽曲を集めたPLAYLISTを作ってみたので、そちらも興味ある方は聴いてみてください♬

アルバムの話にもどすと、パンチ・ブラザースの面々は「このアルバム(そしてTony Riceというミュージシャン)ほど、自分たちに大きな影響を与えたものはない。
だからこそ、アルバム全体をカヴァーすべきだと感じたし、Tonyがかつてこれらの既に存在している楽曲を、リスペクトしながら冒険心に満ちた精神で取り組んだように自分たちもそうすべきだと思ったんだ」と新作について語っている。

まさに、すべての音楽にも通じる根源的な魅力『温故知新』的な要素を、あらためて完璧なまでに伝えてくれた作品に感謝しかない。

この辺りの音楽に精通していたDisk Inn No.2の面々の顔が浮かんできたのは言うまでもありません。

#HellOnChurchStreet
#TonyRice





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?