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イラン代表🇮🇷 基礎情報
FIFAランキング:21位
(2023年12月21日発表)
AFCアジアカップ出場歴:15大会連続15回目
AFCアジアカップ最高成績:優勝(1968、1972、1976)
AFCアジアカップUAE2019成績:ベスト4
ワールドカップ出場:6回
カタールW杯2022成績:予選リーグ敗退
◆アジアカップ2023 戦績
1/15予選リーグ①イラン4vs1 パレスチナ代表
1/20予選リーグ②イラン1vs0香港代表
1/24予選リーグ③イラン2vs1UAE代表
1/31ベスト16 イラン1vs1シリア
(PK5-3)
◆チーム概要
過去3度に渡りアジアの頂点に立ったイラン代表は、半世紀ぶりの本大会制覇に向け、攻撃陣に強力なタレントを揃える。
2022カタールワールドカップ終了後は、親善試合を含め現在9試合連続で得点をマークしながら無敗を維持。
26人のうち初招集の選手は2人だけで、A代表キャップ数が50試合を超えている選手が10人もいる。
30歳以上のベテランが12人選ばれた一方で、23歳以下は2人しかいない。
カルロス・ケイロス前監督から引き継いだアミル・ガレノエイ監督は、就任初戦となった3月のロシア代表戦は引き分けたものの、次のケニア代表戦から9連勝を飾り、2023年を9勝2分という圧倒的な成績で走り抜けた。
自らも元イラン代表選手だった指揮官は、国内リーグで監督として5度の優勝を経験。
現役時代にプレーしたエステグラルをはじめ、セパハンやトラクター・サジ、ゾブ・アハンなど数々の強豪クラブを率いてタイトル獲得に導いてきた。イラン代表監督を務めるのは2007年以来2度目。
◆システム/フォーメーション
基本システム/フォーメーションは4-2-3-1。
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敵陣内で前向きにボールを持てた瞬間からの速攻の迫力は凄まじく、格闘家かと見まごう堂々たる体格の選手たちが押し寄せて、一気にゴールを奪いきる。
FWサルダル・アズムンを頂点に、やや下がった位置からFWメフディ・タレミやFWアリレザ・ジャハンバフシュといった欧州での経験も豊富なアタッカーたちの織りなす豪快なカウンター攻撃は見応えがある。
一方で懸念すべき点もいくつかある。まずは相手の速攻に対する脆弱性だ。
ベテランの多いディフェンス陣はスピード対応に難を抱え、パス1本であっさり背後を取られてしまう場面も散見される。
昨年11月に2-2で引き分けた北中米ワールドカップのアジア2次予選・ウズベキスタン代表戦でも相手の速攻から2失点を喫した。
また、今月5日のブルキナファソ代表戦ではビルドアップ時に自陣中央でパスを受けたMFサマン・ゴッドスが孤立して相手にボールを奪われ、そこからのショートカウンターで先制点を許した。
ディフェンスラインは横の揺さぶりにも脆さを見せる。サイドに大きく振られたうえでクロスを上げられると、たびたびファーサイドから飛び込んでくる選手を見失ってシュートに持ち込まれてしまうのだ。守備陣はロングボールを跳ね返したり、危険なスペースに入ってくる相手FWを潰したりすることに長けているが、付け入る隙は十分にある。
◆注目の選手
国外でプレーする選手は15人。(そのうち、ヨーロッパでプレーするのは、13人)
まずは、サルダル・アズムン(29)
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背番号20番。セリエAのASローマ所属。
イラン代表では73試合で47得点。
186cmの長身を生かした競り合いだけでなく、巧さも速さも持つアタッカー。
FWのメフディ・タレミ(31歳)
背番号9番。ポルトガルのFCポルト所属。
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狭いコースを狙ってのシュート、GKのタイミングを外してのシュートが抜群に上手いストライカー。
相手の逆をとってDFと入れ替わるのが得意なため、カウンター時には要警戒。
2022-2023シーズンはポルトガル・リーグ2度目の得点王に輝いる。また、2020-21シーズンにはアシスト王も獲得している。
両足のシュート技術の高さは言わずもがな、中盤まで下がって組み立てに加わるポストプレーの質も高く、そこからいきなり振り向いて魔法のようなスルーパスで味方のゴールをお膳立てすることも。強面な見た目からは想像できない繊細なプレーは見る者の度肝を抜く。
FW&MFのアリレザ・ジャハンバフシュ(30歳)
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背番号7番。オランダのフェイエノールト所属。
主に、右ウィングまたは攻撃的ミッドフィールダーとしてプレー。テクニカルなトラップからの強烈なシュートが持ち味。抜け目ないボール奪取からの低空クロスは要注意。
AZに在籍していた2018年には、エールディビジ(オランダ1部リーグ)得点王になっています。
《イラン代表メンバー》
▼GK
アリレザ・ベイランヴァンド(ペルセポリス)
パヤム・ニアズマンド(セパハン)
ホセイン・ホセイニ(エステグラル)
▼DF
サデギ・モハラミ(ディナモ・ザグレブ)
ショジャー・ハリルザデー(トラクター)
ミラド・モハマディ(AEKアテネ)
ホセイン・カナーニザデガン(ペルセポリス)
マジド・ホセイニ(カイセリスポル)
アリア・ユセフィ(セパハン)
サマン・ファラー(ゴル・ゴハール)
▼MF
エフサン・ハジサフィ(AEKアテネ)
サイード・エザトラヒ(ヴェイレ)
アリレザ・ジャハンバフシュ(フェイエノールト)
オミド・エブラヒミ(アル・シャマル)
サマン・ゴドス(ブレントフォード)
ルズベー・チェシミ(エステグラル)
メフディ・トラビ(ペルセポリス)
アリ・ゴリザデー(レフ・ポズナン)
モハマド・モヘビ(ロストフ)
ラミン・レザイーアン(オーステンデ)
▼FW
メフディ・タレミ(ポルト)
カリム・アンサリファルド(オリンピアコス)
レザ・アサディー(セパハン)
メフディ・ガエディ(イテハド・カルバ)
サルダル・アズムン(ローマ)
シャフリヤール・モガンロウ(セパハン)
▼監督
アミール・ガレノイー
《過去の対戦成績》
通算 6勝5分け6敗
1992年11月3日:第10回アジアカップ
日本 1-0 イラン
【得点者】三浦知良
1993年10月18日:FIFAワールドカップアジア予選
日本 1-2 イラン
【得点者】中山雅史
1997年11月16日:FIFAワールドカップアジア予選
日本 3-2 イラン
【得点者】岡野雅行、中山雅史、城彰二
1999年9月8日:キリンチャレンジ1999
日本 1-1 イラン
【得点者】奥大介
2004年7月28日:AFCアジアカップ中国2004
日本 0-0 イラン
2005年3月25日:FIFAワールドカップアジア予選
日本 1-2 イラン
【得点者】福西崇史
2005年8月17日:FIFAワールドカップアジア予選
日本 2-1 イラン
【得点者】加地亮、大黒将志
2015年10月13日:国際親善試合
日本 1-1 イラン
【得点者】武藤嘉紀
2019年1月28日:AFCアジアカップUAE2019
日本 3-0 イラン
【得点者】大迫勇也×2、原口元気
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