働きがいとは

こんばんは。
とりまめです。

今日は、Voicyパーソナリティーで毎朝6時から「トップ5%社員の習慣ラジオ」を放送している越川慎司さんの配信を聴いて、「働きがい」について考えてみました。

どんどん優秀な若手が辞めていく

 私の職場では、ここ数年、若手(消防士を拝命後、20年未満の職員)が年に2人程度早期退職していきます。
 退職理由は様々で、「妻の転勤に伴い他県に移住する」や「会社を立ち上た」や「消防よりやりたいことが見つかった」や「昔から憧れていた職業に挑戦する」という転職系がほとんど。ここ20年の不況の煽りで人気だった公務員も、今では人財の流出が止まりません。国家公務員ですらこの傾向が顕著で、閉鎖的な地方公務員がなおさらであるのは仕方のないことなのかもしれません。
 この状況に対して、消防という仕事に誇りを持ちなんとかしたいと思う私としては、恋人をけなされたような寂しさを感じる反面、まじまじとわが職場を見てみると、「まぁそうやろうなぁ」というのが正直なところ。(#変化をとことん嫌うガラパゴス的体質)
 私の肌感では、「市民の生命と財産を守る」と、鼻息をフンフン鳴らして入庁した若手に「どうしてもここで人の役に立つ仕事がしたい!!」という、分かりやすい働きがい(やりがい)を提供できていない、職場における「仕組みの問題」であると感じています。やる気のある職員がゾンビ化していく「人財の墓場」と化しているのです。そこに、一番の危機感と焦りを感じています。

越川慎司さんの「働きがい」とは?

働きがいを感じる職場とは? 大事なのは収入よりも「成長機会」?

 新入社員の意識調査(マイナビ転職)では、新入社員800人を対象数に「どういうときに働きがいを感じるか」「どんな職場であれば働きがいを感じるか」といった質問をした結果が以下の表です。

 注目すべきは報酬・給与に関する内容がトップ5に入っていないということだと堀川さんは言っていて、私も仕事に対する捉え方がこうも変化してきているのかと驚きました。

「成長を感じる=働きがい」の傾向はほかの調査でも

 越川さんの会社の独自調査で「残業削減を目的とした働き方改革に賛成ですか」と尋ねてみたらしいんです。すると、20代・30代のビジネスパーソンの43%が「反対です。むしろ残業をしたいです」と答えているみたいで、
その理由は「スキルアップしたいから」。むしろ、「業務時間中に先輩から学びを得て、資格取得や業務範囲を広げるために勉強し、上司に教えてもらってスキルアップしたい。でも、働き方改革によって早く帰らされてしまう」ともどかしさを感じているというのだから驚きです。

ミュニケーションと働きがいは相関する

 そこで大切なのは「コミュニケーション」であると越川さんは言っています。職場のコミュニケーションの頻度と密度について聞いた調査結果を示し、「雑談が多い職場では成長を感じる、働きがいを感じやすい」のだそう。

コミュニケーションが大事な理由

 コミュニケーションが大切な理由を、コミュニケーションの頻度と密度が高まる ➡︎  関わる人との「心理的安全性(自分の意見や気持ちを安心して伝えられる状態)」が高まる  ➡️ 反対意見、改善意見が言いやすくチーム全体が成長してく と説明しています。
 逆に心理的安全性がないチームでは、コミュニケーションの頻度・密度が低く、過剰な気遣いが生まれて腹を割って話せる関係性がなく、雑務が増え、働きがいが下がってしまうらしいんです。

自分主役のキャリアを構築するためにも働きがいは重要

 越川さんの会社のアンケートによると、転職を考える動機の1位はいまだに「人間関係」でしたが、2位は「働きがい・やりがい」だったのです。

 そこで越川さんは、働きがい・やりがいと強い相関関係にあるのは、やはり「成長機会」であると結論づけます。成長を感じるには「達成・承認・自由」という要素をもとに働きがいを感じられるかどうかだと言っています。

「働きがいというのは自分で気づき、自分で築いていくものだ」

 自分の働きがいは達成型だな、承認型だな、自由型だなということを自分で確認できると、それに対して対策が得られるのです。

 そのためには、まず行動目標を設定。そして、設定した目標を達成できたなら、自分からその成果を周りに見せる。そうすると承認される。達成して承認された人には、自由が与えられる。
 
この方程式を理解しておけば、自分で自分の働きがいを確認し、行動を周りに見せ、認めてもらうということを少しずつ積み重ねていけば、自分が主役のキャリアを構築できます。

「ここに残りたい」という職場にするしかない


 私の消防の職場では、理想に燃えて入庁したものの、現実とのギャップに幻滅する若手職員も多いんだろう。若手職員の「成長したい」というプラスのエネルギーをうまく活用して、「ちゃんと成長したい人が成長できる」仕組みを作っていきたい。全員が納得して住みやすい環境からは脱出して、これからアウトプットしていく中で、自分の判断軸を明確にして、部下を正しく引き上げれるような人間になれたらいいなぁ。そして、みんなが誇りを持って働ける職場にしたいな。
 微力ですが、コツコツと淡々と続けていきます。


今日は、Voicyでの気づきをもとに職場でのぼやきと、「働きがい」について考えてみました。
今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

とりまめでした。


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