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#光る君へ 平安時代の色目の美しさ

一年以上前に、”2024年の大河は紫式部のお話になるらしい”と知ってから、
密かにずっとずっと楽しみにしてました。

日本の伝統色の奥深さ、美しさに夢中になった私がそう思ったのは必然。
ただあまり期待しすぎて、やっぱり残念!とならないようにどこかで気持ち半分セーブもしていたのだけど

第一回目のオープニングの動画を見て
色の美しさ、書の美しさ、
柔らかい光と美しい音楽と
一気にうっとりと平安絵巻の世界へどっぷりとはまってしまいました。


内容もキャストも気に入ってるんですが
初回はとにかく衣装の色とかさねの色目の妙に、
「この衣装の色名はなんだろう?」
「かさねの名はなんだろう?」
名がすぐに出てこないもどかしさ。。。

また御簾の房のグラデーションや
市井の風景の自然の美しさ

ドラマの間中、平安時代の色に魅せられて
どの場面からも目が離せず見入ってました。

この時代は貴族の位で着る色を許されます。
最も印象に残ったのは、右大臣 藤原兼家の装束。
発色がよくて高貴な紺青色。

画像はネットnewsよりお借りしました。

藤原道長が身につけている色は水浅葱色かな?とても美しい水色に若緑が映えています。


まひろの装束の黄色と裏布の藤色も好き。。。

あ〜衣装の呼び名すらわからない。。。。
勉強することがいっぱいです。



高月美樹先生にお聞きしたところによると


外来文化ではない、日本の四季が織り込まれるのが平安時代で、
日本的な色のセンスが飛躍的に伸びた時代

天平、奈良時代の外来文化からのちょっとどぎつい中国系の色から、平安時代は繊細で淡い、襲の色目の世界になっていて、季節で、月毎くらいに着用する色がはっきり決まってきました。

梅とか桔梗とか蝉の羽とか名称も、すべて自然界のモチーフからとっていて、歳時期の季語や、伝統色の色名もこの時代で、ほぼ決まってくる感じです。

四季が織り込まれた日本文化を、目にも嬉しく魅せていただける大河になりそうですね。

わからないのがいろいろもどかしくて
あらためて、『日本の伝統色 その色名と色調』と『かさねの色目 平安の美裳』という本を購入いたしました。

さぁ、一年をかけた教材ができました。
ドラマと一緒に日本の季節と色を巡ってまいりたいと思います。

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