見出し画像

鍼灸専門学校1年生で感じたこと。

ここでは鍼灸専門学校に入学し、1年生の時の感想を書きます。

入学してすぐの印象は別記事に書いていますので、そちらをご参照ください。

解剖学や生理学の基礎科目について

まずびっくりしたのが解剖学、生理学の専門的な内容についてでした。医療系の資格を初めて取りにきた人は鍼灸師もそこまで深く習うというのに驚かれるのではないでしょうか。
一般の方も、鍼灸師がそこまで人体の構造について勉強しているとは知らない方も多いと思います。
卒後に結局そんな知識は使わないという方も結構いらっしゃると思いますが、国家試験に合格するためにはある程度は理解していないといけません。
僕は正直、国家試験は普通にしていれば受かるものと思っていましたが、解剖学、生理学の授業を聞き、国家試験問題を解いてみて、これは相当な時間を自主勉強に費やさないと合格できないという事実を知りました。

入学前の目標について

入学前の目標は何でもいいので、トップになるということでした。
というのも僕はどこへ行っても2.3番目というのが今までの人生でした。よくできると言われてもトップではない。上のレベルでも下のレベルでもどこでもそれは同じでした。
多分、トップに立つというメンタリティがなかったんだと思います。どこかトップに立つのは遠慮する、恐れている、そんなタイプでした。

そんな僕が訪問治療院の運営側に回り、代表として色々な分野の方と交わり、またプレゼンをしなければならないといった立場になりました。
この時にすごく苦労しました。その時に2番目とトップの立場の役割の違いの大きさに気付きました。

そういう思いもあってのトップに立ちたい、そういう立場を経験しておきたいと思っていたための目標でしたが、

前期試験の蓋を開けると、順位は3位!

またやん!またやん!
結局同じ!

ちょっとショックだったのですが、この経験は後々よかったと思っています。
本気になったつもりが本当に「つもり」だったに気付いたので、そこから更に突き詰めるようになりました。

1年生はひたすら暗記!

僕の学校では1年生の間に解剖学、生理学を全部履修します。
どこの世界でも初めは基礎を固めることになり、基礎は地道な作業が続きます。
2年以降は基礎を含めた応用になり、「学習」という意味合いが強くなるのですが、1年生とにかく「暗記」する、「知識を増やす」ということが重点になります。他の教科とのリンク(解剖学と生理学はリンクします)も少なく、ただ覚える、暗記するを繰り返します。
当時はキツかったですが、しっかり覚えていたことで2年以降の教科がかなり楽になりました。
東洋医学概論ではひたすら五行色体表をおぼえるのですが、これも東洋医学を学ぶ上では非常に役に立ちます。それだけで解ける国家試験問題も多数あります。

基礎は正常な人体の構造や機能を学び、応用は病気になるとそれがどうなるのか?ということがメインになります。これを1年の時に踏まえておくのもいいと思います。

1年生を終えて

後期は何とか1位になれました。通年でも1位でした。
でも結局振り返れば自分ががんばったというよりはクラスメイトに助けてもらってばかりでした。
僕が勉強をがんばれたのは、クラスの環境が大きく、自分だけが知っていてもいい情報(定期テストの過去問や要点など)をみんながクラスで共有してくれたおかげでした。
周りが勉強すること姿を見て刺激ももらいながら、何とかこのクラスに貢献したいという思いでいたことが結果よりも何よりも良かったことです。

これは現在の3年生のクラスでも続いています。

数字など色々

片手挿管試験
1分間 14回

板上施灸
10分間 68壮

読んだ鍼灸関連の本
鍼灸沢田流 : 原理から実際(灸実技の先生より)
運命を拓く 中村天風(ヨガの授業より)
FACT FULLNESS(公衆衛生より)
新世界 西野亮廣(鍼灸フェスに繋がる)

その他
鍼灸フェスタOSAKAに参加
学術大会に参加

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?