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息吹

心で生きていた時、
言葉はあやふやだった。
けれど、通じ合えていた、
そんな気がする。
勿論、勘違いかもしれないし、
思い込みかもしれない。

言葉に注意しはじめたら、
心があやふやになった。
通じ合っている、という感覚より、
理解し合えているだろうか、
そんなことを気にしはじめた。

心とか言葉とか、
さほど気にしなくなった今、
用無しになった網。
風はとらえずに感じるもの、
そんな風に思うようになった。