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物語

文言が次々に消え
白紙部分が増えていく

山を下りるころには
ほぼまっさらだ

街へと戻った途端に
浮かんでくる文言

人それぞれ物語を紡いでいるが
次の頁は常に白紙だ

余韻と徴候の間にて
永遠が光陰を紡いでいる