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(高尾駅から) 北高尾山稜

 直前まで、猿橋駅からバスで杉平まで行き、三ッ森北峰〜麻生山〜権現山〜用竹バス停までの山歩にするか迷っていたが、3週間ぶりなので、トレーニングがてら北高尾に行くことにした。権現山のほか、煤ヶ谷から大山三峰山にも登りたいのだが、いろいろクリアになってからのお楽しみにとっておこう。大山三峰山は暖かくなるとヒルが気になるところだが...

[ルート] 高尾駅→駒木野→富士見台→堂所山→底沢峠→陣馬高原下バス停  歩行距離約14km、所要時間は休憩込みで5時間強

 やはり、北高尾はきつい。2度目なので (前回は昨年9月/八王子城から) 少しは楽だろう思ったのだが、それなりに時間がかかった。高尾駅を出発したのは5時40分頃。夜明け前の公道を2km強歩いているうちに明るくなってきた。予定通り。マップをしこんできたので迷わず登山口まで行けた。マップがないと標識がないので多分迷っていただろう。

 登山口手前の神社のそばで梅が咲いていたので写真に撮ろうとしたが暗すぎてピントが合わず。あきらめて先に進むと、他人様の記録でよく見る登山口に到着。いきなり岩の急登だが、すぐに終わることは確認済み。雪はない。大雪が降ってから二週間以上経っているからさすがに溶けている (と思ったが後ほどチェーンスパイクを装着することになる)。

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 八王子城からのルートよりも踏まれていない感じ。雰囲気はいい。地蔵峰辺りで体が温まってきたので、着替えつつ燃料補給。富士見台までの道標が出てきた辺りから急登になる。このまま続くかと思ったがトラバースあり (ここで熊笹山を巻く)。1時間半ほどで富士見台に到着。朝日に照らされ、くっきりではないものの十分満足。本日のミッションコンプリート。

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 ここから先は歩いたことがあるが、あまり記憶にない。いや、9月と現在では景色が違いすぎるか。雪が残っている部分が多くなってきたが、チェーンスパイクを装着するまでもない。アップダウンは変わらず。二箇所の登り返しがきつかった。三本松山を過ぎた辺りから凍結しているところが多くなり、何年かぶりにチェーンスパイクを装着し、堂所山の少し手前で外す。

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 約4時間で堂所山に到着。ひと休み。小田原から車で来たという方と、しばし情報交換。「高尾から来た」と答えたが、その方も高尾からなので、何を言っているのだろうと思っただろう。はい、高尾には北高尾というルートもあるんです。高尾山は、東京人にとっての大山や塔ノ岳のような山なのだろうか。この時点で10時25分のバスはあきらめた。

 底沢峠へ向かって歩いていると、片手にアイゼンを持っている方が来たので「この先、どうでしょう」と聞くと、これから向かう底沢峠から陣馬高原下バス停の道を登って来た方で、アイゼン必須らしいことがわかった。予想通り、かなり泥濘した道を抜け、底沢峠への分岐に到着すると先ほどの方の言う通り、アイスバーンの道。スパイク様様。

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 あとは下るだけである。バスの時間まで余裕もあるので雪道を味わいつつ進むがあっという間に林道に到着。ここまで数人の方とすれ違ったが皆苦戦していた。まさかこんなに雪が残っているとは思っていなかったのだろう。二週間前は相当な雪道だったのだろう。林道分岐からバス停まですぐだろうと思っていたが、結構距離がありバス停に着いたら丁度バスが来た。

 今回のルートは無数の起伏があるものの飽きずに歩け、三週間ぶりの山行には最適だったし、良いエクササイズにもなった。冬ゆえ葉が落ちているので道も明るい。二週間前の大雪の後はさぞ楽しかっただろう。しかし、雪道でのあのアップダウンの連続は俺にはちょっと無理があるな。さて、次はどのお山に登ることになるのだろう。今日の大風は春一番だろうか。

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