♩Atahualpa Yupanqui - Cancion de Cuna Argentina (1984)

ケチュア系先住民の血を受け継いだ父親とバスク系移民の母親との間に生まれたユパンキ。「アタウアルパ・ユパンキ」という名 (本名ではない) はインカ帝国歴代の皇帝2人の名をつなぎ合わせたもの」だと初めて知った (Wikipedia)。

タイトルを自動翻訳にかけたら「アルゼンチンの子守唄」と出た。昨日のデジタルフォークロアつながりでのオリジナルフォークロア。いや、オリジナルはスペイン語ではないか.... などと追求したところで収拾がつかなくなるだけか。

「アルゼンチンの最初の住民は、紀元前11000年にベーリング海峡を渡ってアジアからやって来た人々だった。彼らは現在パタゴニアに残る『手の洞窟』を描いた人々であった (Wikipedia)」とあるが、それから長い空白の期間がある。

クスコやインカ帝国、コロンブス以前の、アンデス文明は「メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明といったいわゆる世界四大文明などと異なり文字は持たなかった」とある。文字がなくとも「文明」なのか。

膨大な記録を有す現在も100年後に振り返れば、かなり見当外れな見解が生じるであろうことを考えると「歴史」の曖昧さゆえの強引さが見えてくる。まあ、今も昔も未来にも「真実」を知る者など存在し得ないことは不変だろうが。