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春光

 時系列で見るよりも、やはり重ねて見たほうが腑に落ちる。「十牛図」の話。どの図も第八図が根底にある。無始無終、無辺の空間。

 とらえようとすればとらわれる、一切が生滅している、盤珪禅師曰く、不生(不滅)の場というか、不二の用きというか。梅が咲き出した。