♩Weather Report - Milky Way

「アンティキティラ島の機械」という紀元前3世紀〜1世紀中頃にギリシャで作られたという手回し式の「太陽系儀」の存在を知った。18世紀の時計と遜色ないほど複雑な構造をしているという (出典:Wikipedia)。

たとえ推定だとしても「太陽系儀」ということは地動説を採用していることになる? え、一体どういうことでしょう? と調べたら、当時ギリシャでは様々な仮説があったようだ (現代もそう変わりはないと思われる)。

ひとつの仮説が生まれれば、異議を唱える仮説が生じる。そんなこんなで、絶え間なく仮説は刷新されていくのだろうが、究極のところはわからないままであろう。いや、わからないがゆえの妙味かもしれない。

この Weather Report のデビューアルバムの一曲目 "天の川" を聞いていたら「遠く離れた、既に消滅していると考えられている星から地球はどう見えているのだろう」という子供のような問いを思い出した。