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託け
「では、答えを伺いましょうか」
「はい『わかりません』です」
「はじめに聞いた言葉は何でしたっけ」
(バックヤードがざわついている)
(スタッフがやってきて耳打ちする)
「え、もう故人だと」
(なんせかなり昔の話である)
「番組になりませんな (笑)
まあ、でっち上げよりはましでしょうか
それにしても『わかりません』ですか.…」
「はい、知らない言語だったもので」
「.... それでも、何か感じるものが
あったのではないですか」
「いや、伝言ゲームに夢中で、解読ばかりに
気をとられていたので。ところで....」
「ところで.... 何でしょう」
「賞金は頂けるのでしょうか」
「正解も不正解もない状態ですからね
どうでしょうか (笑)」