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欄外
ふだん手書きをすることはほとんどない。だが、嫌いというわけでもない。メモは好きだが、書類などの記入はどうも窮屈に感じる。枠が小さすぎるのだ。細かい作業が苦手というわけでもない。機会があまりないから、枠を気にせず、自由に書きたくなる? それとも面倒なだけ?
パソコンが当たり前になる前は、よく手紙を書いていた。別に手紙を書くことが好きというわけではなく、数年そうせざるを得ない状況になった。ある時、その手紙を今でも持っていると言われた。何を書いたかは覚えていないが、その娘の気持ちがようやくわかった (気になった)。
手書きの文字を見ることが好きだ。見た目とギャップがあったりすると興味深い。よく見ると、どの文字にも「絵」の要素がある。「あ、それで絵文字なるものが出来た」というわけか。本当? のところはわからない。わからないからこそ、旅は続く。不意に気づかされる、日常の「妙」。