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季節の記憶

あっという間に
2021年も半分過ぎようとしています。
大して何もできていないけれど
それが毎年のことのような気もしてならない笑笑

この梅雨時になると
季節仕事がちょっと派手になってきますな。

らっきょうや梅を漬けたり
紫蘇を煮出したり
畑にカラフルな実がなりだしたり
生菓子も夏色に変わっていく

もちろんこの時期ばーちゃんは大忙しだった。
近所の人から頼まれて
鬼のようにらっきょうを漬けていた

ばーちゃん家は隣に親戚の家があって
大叔父さんが主体となって漬け物屋さんをしてた
親戚の女衆はもちろん周辺に住む仲良しが集まって
朝から夕方まで年中漬物作り。

近所のスーパーや生協さんにも商品を出して
まぁまぁ忙しい工場
言うて皆んな主婦だし
言うてみんな漬物のプロなのだが
なぜか、らっきょうはばーちゃんに頼む。
商品として出すものは商品として
みんなで漬ける。
でも自宅で食べるものは
プライベートでばーちゃんに依頼する。

なんで?
なんて考えもしなかったけど
お陰でこの時期は玄関が酸っぱかった笑
でもね
近所の人が漬けあがったらっきょうを取りに来るときに
すごく嬉しそうな顔をするのを見るのが
私自身とってもとっても嬉しかったんですね

私が漬けたわけ違うんやけど。。

少し離れた親戚は
らっきょうを取りに来るときに
大量のネギを持ってくる
他府県に住んでる叔父さんはビールを送ってくる
なんかそうやって
物々交換なんだけど
ものすごく満たされている空間と心があって
ばーちゃんも
きっとそう言うやりとりを楽しんでいたんだろうなぁと
今とならずとも、思ったりする。


今ふと、
なぜそんな具合よく毎年漬かっていたんや?
と考えてみる。
漬物やら保存食やらってなんや言うたら
“暗所”で保存って書かれていることが多いですが
うちもまぁまぁ昔の家だから
適した暗所があったんですよね。
“作業場”って呼んでたオズーが建てた2階建ての。
蔵とまではいかないけど
工具やら採った野菜や米を置いておいたり
精米機があったり
漬物の樽がどわーーーっと並んでいたり。
2階にはめったとお見えしない
むしろ歴史博物館に寄贈したらよろしのに!!
と思うような糸紡ぎの機械とか小さな機織りとか。

今はマンションや狭小住宅が増えて
そう言う昔ながらな構造よりも
生活動線を意識した機能的でおしゃれな家が
トレンドなような気もするけど
昔ながらの家って
それこそ実は機能的である意味おしゃれ

作業場は夏でもとっても涼しくて
冬はなんとなくあったかい不思議な場所。
そこに黄色い樽がドン・ドン・ドーーーンと並んでた。
らっきょうにこれまた人気だった奈良漬け
そして誰も真似できないオズーの松前漬け

あぁ今書いてて
めちゎめちゃ贅沢な生活やったなぁって
じーーーんってしてる笑笑
私、今、めっちゃ、じーーーんってしてる。
お外のおしゃれなコーヒー屋さんにおるから
何事もないようにしておかねば笑笑笑笑
しかもトレーニング終わったそのまんまの格好!!
はよ帰れよ!!って自分に言いたい笑笑

気を取り直して。

残念なことに
オズーが精米機をウィンウィン言わせていた作業場は
今や平地にされて
何やら違うものが建つらしい。
でもそれはそれで新しいスタイルやし
その土地に責任を持つ家主の意向だ。

ただね
つい先日に紫蘇を煮出していて
あぁ香りが弱いなぁ”って感じていて
もちろんきっと十分なんだろうけど
あのダンボール閉じてても家中に漂っていた
ばーちゃんのあの紫蘇は
あの頃の紫蘇になっちゃったんだなぁって。
おせんち。


けど
こうやって“違う”ことが認識できている
この香りを覚えている間は
きっとまだ出会えるから
いつかばーちゃんの育てた香りに近い紫蘇に出逢ったら
作ってくださっている人を見つけて
ハグしよう。

ばーちゃんの事ばっかりだけど
オズーはこの時期田んぼの世話が忙しい
毎日見に行っては
草を取ったりなんだり。
命を育んでた二人にありがとうしかない。

こんな孫ですまんな!!
ま、それもいいってことよ。

ちょっと何言ってるかわからない
ただの流し書きになってしまったけど
最後まで読んでくださってありがとうございます。


人生の貴重な時間をいただけたことに
感謝します。
今しかない2021年の夏を
一緒に楽しみましょう!!♡


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