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主語の在りかを変える

最近首が痛い。
『首が痛むのは目上の人を大切にしていないからだよ』
『首はお金が入ってくるときに痛むんだよ』
ってスピ会に熱心な友人が言っていたが
どっちでもいい笑
シンプルに言って頭が重いんやと思う笑
処理能力がないのに詰め込んでるから首で支え切らん。
そんなところだ。

脳が詰まってると
物事がすべて平たんになってしまって
フラットとはちょっと違う
味気ない考えしか出てこない。

大学生のころに
授業が一コマしかなかった晴れた一日
ばぁちゃんと待ち合わせて京都・宇治の平等院へ遊びに行った
小銭いれしか持ってこなかったばあちゃん。
電車賃しか入ってなかったんやけど、
あれはただの策士だと思う。未だに。

我が家のおズーとおばぁは
建築物や美術展に作品展。
とにかく時間がかかる
遅いのではなくじっくり見て回る
織物があれば繊維の状態を愛でてはホウホウ言って
展示に添えてある説明書きはしっかり読む。
初めての訪れたところでなくても必ず同じ行動をする。

それは
前回の桜の話と同じ。
今日見るものは今日が初めて

建築物に至っては
『柱の成長具合をみーだがん(見るんだよ)』って
急に職人と化す二人。
各言う私もそれを引き継いでいるので
一つの作品に時間がかかる。
だから堪能したくて足を向ける美術展やそれらは
基本一人で行く。
早くしなきゃってそわそわするのも嫌だし
人を待たせたりそわそわさせてしまうのも嫌だ。
まぁそんなことはさておいて。

おばぁと枯山水を見ながら
大学卒業後に
どういうことをやりたいとイメージしているのかについて
あぁでもないこうでもないと話し込んだ。
おばぁは私が集める本を暇つぶしに読んでいるので
話はいたってスムーズ
『ちょっと宗教みたいな感じかすぅけども、
 これからの時代には必要だけんな。』
今の私は少し外れているけど(少し?笑)
色彩師として心技体を整えることを生業にしている。
確かに角度に寄っちゃ、怪しい
でも、そんなことはどうでもいいんです。

『何かをするときはな
 そこに来る人を思わないけん(思わなくちゃいけない)』

枯山水を見ながらそう話すばぁちゃん。

つまり自分に主語を与えない。
その場において主人公になるのが誰なのか。
そこからイメージを形成していく。
つまるところのペルソナだ。

その場に来たいと思う人が何を求めてくるのか
なぜここへ足を向けようと思ったのか。
相手に主語を渡して捉える。

大学で心理を専攻していたのでペルソナに対しての
概要のようなものは頭に入っていたけど
ばぁちゃんのいうペルソナはある意味商業的。
そして基礎的。
ありがたい刺激をずっとずっと繰り返してたんだと
最近もよく思い出す。

ぼやっと話し込む私たちの隣に
座りこんできた見知らぬおばさんが
ばぁちゃんに話しかけきた。

旦那が悪さばかりする。
私はこんなに尽くしているのに。
私ばっかり苦しい思いをする。
私だって幸せになりたい。


そんな事を言っていたと思う。
その人に向かって我が愛しのばぁちゃん。
『あんたさんは幸せだなぁ
 自分をそこまで褒められぇだけん(褒められるんだから)
 ありがたいことだわ』
と。


怖い・・・
怖すぎる笑
けど、それまでに話していたことが
その一コマでなるほど!になった瞬間。

もちろん私はまだまだ自己主張高めフェーズ。
(最近やたらフェーズっていう人多いから使いたいだけ)
かといって仏のような意識なのではなく
捉え方なんですよね。

冒頭の首の痛みに対する友人の言葉。
彼女は自分が首が痛い時は
『首はお金が入ってくるときに痛むんだよ』と言い
が首を痛めたと言うと
『首が痛むのは目上の人を大切にしていないからだよ』
と見事に主語を変えて
優しい言葉と人生教訓を授けてくれる。

何にしたって
私に向けていただける言葉というのはありがたい

今日4月28日は
愛しいばぁちゃんが肉体を手放した日
ついぞこの1年。
この365日。
位牌に手を合わせることも出来ぬまま。
そして緊急事態宣言リターンズ。

でもね
変わらず愛しているよ。
肉体がなくなったとはいえ
あなたはあなただし。
私は私だから。

そもそも人間だったのか?笑

ずっと傍にいてね、なんて言わないよ。
言ったって自由行動博愛者だものね。
そういうところも愛してるよ。


平等院でご一緒した見知らぬオバさんとサヨナラして
中村藤吉本店へ向かう際中

『お前、あげなおばさんになーなよ(彼女のようにならないことだ)
 あげん事ばっかりゆっちょーと(あんな事ばっかり言っていると)
 閻魔さんに舌きられーけん(切られるよ)
 わしが切ってやーか(やろうか)』

って言ってた
この時の見てはいけないものを見た時のような
ばぁちゃんの顔はくっきりはっきり覚えてる。

時には主語を変えて
陰陽を感じてみるのもいいかもしれません。

今日も最後まで読んでいただいて
あなたの人生の貴重な時間をくださって
本当にありがとうございます。

楽しいゴールデンウィークを。

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