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【KBO】風の孫よ、来年はどこへ?

‪李政厚‬(Jung-Hoo Lee)の来年の所属先がどこなのか注目されるこの頃。
彼は今年のオフにポスティングシステムを利用してMLBへの進出を目論んでいます。
経緯も含めて移籍先についてまとめていけたらと思います。

少年時代の目標である中日ドラゴンズから同僚らの影響でMLBへ

さて、彼の父親が‪李鍾範‬なのは有名な話です。
‪李鍾範‬は、KBOではヘテ・KIAタイガースで活躍。背番号7は永久欠番にもなっています。
‪李鍾範‬は中日ドラゴンズにも在籍しました。
中日でプレーしている時に生まれた子が‪李政厚‬です。なので出生地は愛知県名古屋市!
中日ファンから熱烈歓迎されているという話です。
そして、彼もまた将来父親がプレーしたいというエピソードがあるので尚更中日ファンが歓迎しているといいます。
しかし、転機が訪れたのはプロ入団後。
同僚がポスティングでメジャー進出をしました。
その同僚こそ現在パドレスでレギュラーを担っている金河成(Ha-Seong Kim)です。
彼の活躍をテレビで見たり、移籍後も電話でやり取りしたりしているうちにMLBへの夢が芽生えたのだろうと思います。
そして、助っ人としてYasiel PuigAddison RusselといったMLBでのプレー経験が豊富な選手と話をする事でより目標へとなっていったものと思います。
そして、より目標として誓ったきっかけとなったのが東京五輪
日本は変化球を投げる投手が多いに対して、メジャーは速球を投げる投手が多い。」と。
裏を返せば日本人投手は手こずるという見方もできるが、速球を打ってヒットを重ねるやり方が良いというのもきっかけだそう。

移籍先はどこが候補なのか

様々な話を目にしますが特に熱心な2球団を紹介しようと思います。

ジャイアンツ【SFG】

熱心に獲得を考えている球団といいます。
外野手が絶対的な補強ポイントであり、特にCFが必要とのことです。

Pete PutilaGMが韓国まで視察し、試合だけでなく試合後のイベントまで視察したくらいにはかなり熱心であり注目されます。

パドレス【SD】

Ha-Seong Kimと一緒にプレーしたいという希望もあり必然と候補に上がっています。
韓国にスカウトも派遣をしています。
そして、来年は韓国で開幕戦もあります。
Kimという成功例もあり、Trent Grishamに代わってCFに置く案もあるそうですが果たして。


本拠地最終戦の10/10にはパドレス、ジャイアンツ、ヤンキース、メッツ、レッドソックスの5球団のスカウトが視察しました。

どこまでメジャーで通用するのか

成績と映像を見て頂くように、彼の特徴はコンタクト力に優れていることです。
2017年の高卒1年目から今年まで一度も打率3割を下回ったことなく、5年連続でBB>SOと三振をせずよく見れていることが特徴です。
スイングを背番号と同じ目標であったイチローのようにヒットを打つ意識をしていましたが、コロナ禍の20年から吉田正尚(BOS)と柳田悠岐(ソフトバンク)を参考にしたことで長打も増えてきました。
今年はWBCと怪我でそこまでいい成績ではないですが、コロナ禍(20〜22年)の3年間は長打率は5割を超えています。

メジャーリーガーも太鼓判!「競争しても引けを取らない」

そう語るのは‪李政厚‬と一緒にプレーしたパドレスのHa-Seong Kim
韓国に帰国した際、自身のシーズンを振り返ると共に来年メジャー挑戦を目指す‪李政厚‬に対してもメッセージを送っていた。

「‪李政厚‬は打撃も守備走塁もできる。その部分が強み。十分に他の選手と競争しても引けを取らないだろう。」
「簡単な場所ではないので、しっかり準備しろ!」と

最後に

KBOからポスティングシステム経由でMLB進出した選手での最高額は柳賢振の6年3600万ドル
果たして‪李政厚‬はどこまでもらえるのか注目したいですね。


参考は



写真は実際に私がソウル駅で撮影した電光掲示板の広告です。

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