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水滸伝(中)を読んで

人肉まんじゅう!酒酒酒!カモがきたぞ!肉にも米にも痺れ薬をぶち込め!とりあえずひん剥いて縛ってからが本番!獄にぶち込まれても金ありゃ天国!暴れるぞ酒をだせ!殺しかけてすみません土下座土下座の土下座3連!梁山泊入りさせるためなら村も焼くし家族も人質だー!!!

……。

水滸伝(中)はこういう感じの内容だ。『いきなり何?』と思った方がほとんどだと思う。申し訳ない。とりあえず一変全部吐き出さないと、冷静に感想は書けないと思ったのです。

上もわりと荒れててたが、中はより酷かった。主に宋江が各所で追いかけまわされたり殺されかけたり人肉まんじゅうにされそうになったりしたのが原因だと思う。あと李逵かなー、一般人もやってますよね彼……魚全部逃したりしてるし……あれはいいんですか晁天皇。ニワトリは通さないのに人はいいのか晁天皇。

色々倫理感がぶっ飛んでいたが、今回も好漢たちは気持ちのいい暴れっぷりをしてくれた。自分的には特に武松による、兄の敵討ちが痛快だった。家族を侮辱されて涙ながらに奮起する男はいいものである。やり方が脅しにつぐ脅しからのカチコミって言うのがアレだが、復讐譚と考えるとわりと自然だろう。セーフセーフ。

梁山泊入りした好漢もついに50に近く、大人数になるほど暴れ方も派手になり、より面白くなってきた。好漢たちによる大暴れが加速しているであろう下が今から楽しみである。梁山泊の外道っぷりも加速してそうでちょっと怖いなー!

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