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CL福岡予選最終49位 スピード型三神ザシアン

はじめに

予約していた夜行バスに乗り遅れて人生初の新幹線を使用し初手-15000の欠損という大プレミをした結果、福岡で金欠に喘いだ蒼穹です。


今回のCL福岡では予選7勝2敗、最終49位という成績を残すことができました。
前回のCL京都では相手のクラッシュハンマー3表の前に敗れ、2勝3敗という初めてのCL負け越しを経験しましたが、今回CL完走&あなぬけのひも獲得というラインまで勝ち残ることができて失いかけていた自信を取り戻すことができました。

今大会の優勝もアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを使用しており、自分自身も予選完走できているのでデッキ選択自体はこのデッキで間違ってなかったと思っています。

※一般的に使用されている略称を用いますがご了承ください。
(例:アルセウス&ディアルガ&パルキアGX→三神 など)


環境考察とデッキ選択理由

前回のCL京都から1ヶ月程度の期間で行われた今大会は追加カードも25周年記念パックのみと大幅な変化とは言えず、ミュウ(s8a)が様々なデッキに採用が検討される程度であると予想していました。
CL京都では裏工作を主軸としたデッキが多く勝ち残っており、その中でもクワガノン(s8)は対策のしにくいデッキであることから今回はこのデッキに勝ちの芽が残るデッキ選択が必要であると考えていました。

以上を踏まえた上でのTier表はこちらです。

Tier1  クワガノン、白馬、ミュウ、三神
Tier2  黒馬、ゲンガー、ムゲンダイナ
Tier3  連撃ラオス、テンタクル、レックウザ、悪パ

Tier表の結果を踏まえて最初はミュウ、次点でムゲンダイナの予定で各デッキの調整をしていました。
ここから三神を使用するに至った経緯として、練習用の三神ファイヤーは組んでいたものの純正三神ザシアンも組もうという事でシティリーグ等の結果を漁っていた中で

こちらのツイートを見かけて完コピを作成したところ想像以上の強さであった為急遽候補デッキのひとつとして浮上したことが始まりでした。

ガラルファイヤー入三神ザシアンとの差別点

最近の三神ザシアンは環境に悪弱点が多い関係上ガラルファイヤーを採用し、弱点を付けるような構築である事が多いです。そこでガラルファイヤー入のメリット・デメリット、純正三神ザシアンだった場合はどうか挙げていきます。

メリット

・アタッカーのタイプを散らす事で様々なデッキに対応ができる。
ガラルファイヤーを入れる大きなメリットとなります。
メインアタッカーのザシアンでは環境上位の白馬に対して弱点を突け、ガラルファイヤーでは元々三神ザシアンでは苦手寄りな黒馬に対して弱点を突きにいくことができます。
最近ではミュウも悪弱点であり同時に見ることが出来るという点で環境的にも通りが良くなります。

・タイプが散る関係上ナツメ&ハチクを初動要因に使い易い
ガラルファイヤーを採用することで三神(ドラゴン)、ザシアン(鋼)、ガラルファイヤーやクロバット(悪)、デデンネ(雷)とポケモンのタイプもエネルギーの色も散りタッグコールから三神とナツハチ、そこから追加効果ありでナツハチを使用することで水エネ・鋼エネ・ザシアン・ガラルファイヤー・デデンネと持ってくるだけで一気に盤面を作り上げる事ができます。
さらにタッグコールを採用することでマオ&スイレンやグズマ&ハラを採用しやすくなり、グッズロックで縛られた際はマオスイ、雪道を剥がしたい時はグズハラで解決ができるという点では純正よりタッグコール型に適していると言えます。


デメリット

・タイプが散っている関係上追加オルタージェネシスやブレイブキャリバーが打ちにくい
これは個人的にはかなり大きなデメリットだと感じています。
三神ザシアンはオルタージェネシスの追加効果の関係でクワガノンやテンタクルに対して強めに動けるのが利点ですが、その動きをガラルファイヤー用の悪エネルギーが阻害することが多く純正より動きが鈍くなりがちだと思います。
さらにザシアンも技の色拘束が厳しく純正よりも鋼エネルギーの枚数を削って悪エネルギーを採用している関係上起動するザシアンはほぼ1体のみでありザシアンが必須の対面では純正より弱くなってしまいます。

以上を踏まえた上で純正三神ザシアンだった場合を考えます。

ガラルファイヤーを採用し鋼エネの枚数を削る事でザシアンの起動が鈍ると本来ならば有利マッチである白馬対面で出遅れる場合があり、そのまま押し切られる事がある。そもそもガラルファイヤーを採用しても黒馬に対して不利が五分になる程度で対策にならない。ミュウ対面ではウィークガードが採用されていることが多くその為ガラルファイヤーで技を打つタイミングに扇を使わないと弱点を突けないという事でガラルファイヤーを入れなくても良いという考えに落ち着きました。
ガラルファイヤーを不採用とする場合タッグコール型での爆発力は落ちますがその枠にしっかりとドロソやサーチ札を増やす事で爆発力は維持することができます。
さらにデメリットであったオルタージェネシスやザシアンの起動については悪エネに割いてた枠が全て鋼エネになることで解消されるので現環境では1周回って純正の方が環境に対して強いと判断をした結果このリストに落ち着きました。

無料部分あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回のCLでは49位というあと少しでJCSの権利を取り損ねる結果に終わってしまいましたが次回以降、JCS及びWCS目指して精進していきます。

有料部分ではデッキリストの解説や不採用となったカード、当日のマッチアップ等について書いていきます。

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