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茶友を訪ねて

茶友、なんて表現は少し生意気かもと思うくらい素敵な、年上の方の自宅を訪れました。

札幌でお茶をすることになって(当時公務員で転勤をしていたので)、誰を通して知り合ったのか覚えていないのですが、親しくさせて頂いている方がいます。

ご自宅でデザイン(詳細はよく存じていません)のお仕事をされているらしく、お茶の教室のことやご自分が手掛けた商品についてインスタグラムであげてらっしゃるのをいつも拝見していました。

以前の投稿で、和菓子ナイフを製作したことを読んで、いつか使ってみたいなとぼんやり思っていました。今回お店をすることになり、和菓子に添える道具に何が良いだろうと考えた時、この商品が思い出されました。

菓子切で有名なのは黒文字ですが、自然の木を使っているため水にぬらすと変に曲がってしまうものがあり、当たり外れが激しいです。

このナイフは違う予感がして、昨日インスタグラムのメッセージで思い切って連絡をしてみました。

すると急な申し出にも関わらず、今日の午前に伺うことを快く受け入れてくださったのです。私もこれからプレオープンなどで実際お店に立つと、何かが足りないと気付いてもすぐに買いに行けないこともあるだろうと覚悟しているので、手に入れられる時にと早速伺いました。

意外と昔からの行動範囲のエリアに自宅兼仕事場はあり、交通の便は良かったです。昔話もさせて頂き、お菓子とお抹茶まで頂きました。ごちそうさまでした。

和菓子ナイフは三種類の木を使い、人の手で作っているので、色合いやサイズ感が良く見ると微妙に異なります。数十本ある中から好きな物を選ばせていただいたので納得の品を購入できました。

お店では木の盆を使うので、木の色同士でケンカが起こりうることや見栄えを考え、黒檀の素材で六本購入しました。お手入れ方法も教えて頂き、心積もりはバッチリです。

これをお客様が使っている姿を早く見たいです。

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