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第1号 「謎のテニスコート」 (無料公開中)

いよいよ始まりました! そういうことか新聞。毎号、いろんなコーナーが登場。今回は、まず「Photopico フォトピコ」。2枚の組み写真で伝える表現。私が住んでいるマンションから見えた微かな「妙」がテーマ。
nコマ漫画」はn=4。まぬけでかわいい後悔のお話。 
今週のココが好き」は、きっとみなさんが見逃しているココが登場します。
最後には、創刊を記念しての随筆。この新聞のアイコンである子犬の秘密が・・。
さあ、ご覧あれ。(編集長 佐藤雅彦)

自宅マンションの隣の校庭でテニス部が練習をしていた。
コートの脇で待っている部員たち。ポツン、ポツンと離れている。その距離感にちょっとだけ「妙」を感じた。

一体どうしたのだろう。

しばらくして、強い日差しが出ると訳が分かった。

そういうことだったのです。
日差しから逃れた結果が、この妙な距離感(配置)だったのです。

私が住んでいるマンションの影の形に、彼らは沿っていた。

Photo by Masahiko Sato



「 今週のココが好き 」は、佐藤雅彦がこの二週間でたまたま出会った「好き」を発表するコーナーです。気付くことの楽しさや目のつけどころが伝わります。

今回は、なんと、皆さんの家にもある、ココです。

クリネックスのティッシュボックスの一隅



  「マック」    佐藤雅彦

 私は、ペットを飼っていません。それは、心にマックという雑種の犬が、ずっといるからです。マックは、小4から小6まで飼っていました。学校から帰ると、毎日、いっしょに遊んでいました。時折、決行する小さな冒険にも必ず付いてきてくれました。
 しかし、ある日、急に熱を出して、死んでしまいました。それ以来、私は、ペットは飼っていません。

 40年後、AppleのMacが生まれた時、そのバッテリーのリンゴの絵を元にマックの似顔絵を描きました。とても似ています。

 今回、この「そういうことか新聞」という冒険を始めるにあたって、このマックにアイコンとして一緒に付いてきてもらうことにしました。

Photo by Masahiko Sato


「そういうことか新聞」の第1号、いかがだったでしょうか。こんな感じで、毎号、いろんな「なるほど!」とか「うふふ」を届けていきます。ある時は漫画家、ある時は随筆家、ある時はカメラマン、さらに、ある時は編集長。そんな私は、既に息が切れつつも、楽しんでおります。See you soon !(佐藤雅彦)

追伸:私の著書「毎月新聞」をもしお持ちでしたら、毎日新聞社版の88ページ、あるいは中公文庫版の255ページをご覧になってください。「隣の校庭」という随筆があります。

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