葬式とスタッフ

葬儀とその施行を運営するスタッフとは密な関連性があります。当然のことながら司会進行をするスタッフや焼香を案内するスタック、受付周りを担当するスタッフなど一つの葬儀に何人ものスタッフが立ち会われている事をご存知ですか?

勿論、最近の葬儀では女性のスタッフがすべて賄ってしまっているのが殆どだと思います。ここ20年位のうちに女性の進出が目まぐるしいものがあります。スナックなど行った時に100%に近い確率でママさんが迎え入れてくれる事が多いと思いますが、その他のスタッフも殆ど女性で当たり前の時代がやってきました。当然の事ながら女性のスタッフがすべてを賄うというのは、とかく葬儀という業種的には不可能な点もあります。

亡くなる日時まではわからない。                      深夜に亡くなる可能性が多い。                      病院等にお迎えに行くなど。様々な要因でなかなかすべてを網羅する事は難しいのが現実です。葬儀の業界も昨今では元キャビンアテンダントをされていた方であったり元飲食店勤務の方であったりと様々な人を接客する仕事に携わっていた方が新たに葬祭業者に入社したりしています。

年齢的には40代位の方が多いでしょうか。葬儀という内容を覚えるのに大体の流れは一ヶ月〜三ヶ月位で理解できるでしょう。特に仏式の葬儀が殆どなので仏式に関しては問題無いと思います。その他の宗教に関しては全体の一割程度しかなので中々出会いないかも知れません。それでも安心して任せられようになるのも3年位でしょうか。

ただ、年齢が45歳位の方なら良いですが、始めたのが50歳位からの方だと少し厳しいかも知れません。体力的にもそうですし、吸収力も落ちてまいりますし、お客さまの受け取り方が厳しくなって参ります。なぜでしょうか?ある程度の年齢になると知っていて当たり前という年代があるのです。勿論、葬式の事ですから一般の方はわからない事が多いのです。だからプロを頼る。若い子だと人生経験が浅いからという事とプロなら聞けばわかるだろうといった安易な発想からきているのだと思われます。

だから自分より年上の人に聞きたいのです。勿論限度があります。70歳以上のスタッフはまずいません。一応、葬儀社も定年はありますので、万が一70歳以上の女性スタッフがいれば、経営者です。会社も歳をとりますので55歳で初めて一通りを熟知して15年経過すればその経営者は70歳になってしまいます。経営者には定年がありません。言うことの重みが出てくるのも50歳位からです。

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