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【遊戯王】BLAZING VORTEX新情報雑記

 BLAZING VORTEXの新情報についてざっくりと触れていきます。随時追加していく予定。

2020.10.28

金満で謙虚な壺

 またしても壺シリーズ。もう考えられる組み合わせは大体終わったんじゃないだろうか、これ。

 効果としては《強欲で金満な壺》と似たような感じ。あっちはドローなのに対して、こっちはめくった中から手札に加えるというのは、概ね元ネタの壺とつながってますね。謙虚な壺が出たときはこんなに派生が増えるとは思わなかったなぁ……

 ドローできる分、カードアドバンテージだと《強欲で金満な壺》に軍配が上がりますが、一枚を確実に加えるという点ではこちらに軍配でしょうか。

 一枚を引けると引けないで大きな差が出るコンボデッキだとこっちが採用されやすいのかな。《強欲で金満な壺》と方向性は一緒だと思うので、あちらをフル投入するデッキにピン挿しという手もあるかもしれません。ダメージが減るのでワンキルデッキというよりはアモルファクタードライトロンみたいなコンボ制圧デッキに向いてそうですね。

2020.10.27

風の天翼ミラドーラ

 単体で機能する妨害札って感じですね。と、いうかウルトラの枠余ってたんですね……これで全て出揃ったはずなので、ある程度の相場予想は出来るかもしれませんね。

 こいつの効果はなんというかサイドデッキ向きという感じ。一応効果は無効にしてますけど、攻撃を封じているわけではないので、どうかなぁ……
 そこからさらに展開するドラグニティみたいなデッキだと思いっきりぶっ刺さるんですけど、何も考えずに展開すると普通に戦闘で破壊されて終わりそうな予感がしますね。
 そのあたりは使いかた、でしょうか。《天球の聖刻印》のコストにもなるので、組み合わせると防御札としてなかなか優秀かもしれないですね。こういう一枚で完結してるカード好きですね。個人的に。

2020.10.26

ドラグニティナイト-ゴルムファバル

 毎回思うんですけど、KONAMIってドラグニティってデッキのことわかってないと思うんですよね。

 組んでみればわかる話で、ドラグニティって結構エクストラがきついんですよ。取捨選択をかなり頑張らないといけないレベルで。
 しかもそのシンクロ体は基本的に偶数がメイン(と、いうかストラクチャーに新規収録したアラドヴァルがまず☆10)なんです。その中にこのカードを入れ込むとなると、最低でも2枠のエクストラが必要になるわけなんですよね。でも、そこまでして使うほど強いかって言われると……
 一応効果自体は弱くないんです。弱くないんですけど、奇数レベルのドラグニティにもっとバラエティが出たり、二つを結びつけるモンスターが出てこないと厳しいですかねぇ……

2020.10.25

戦華の叛-呂奉

 値段の割には強いらしい戦華じゃないですか。

 効果自体は今までの戦華とは全く違って、陣営に分かれてないですね。まあ元ネタが呂布だししかたないのかなって感じ。

 効果も実に呂布らしいというか、あっさり寝返るんですよね。この効果。ただ、効果で相手の攻撃力が一番高いモンスターを破壊できることもあって、ある程度コントロールは可能ではありそうです。最悪リンク素材にしてしまえば効果は出ないので、割と使いやすいんじゃないでしょうか。

2020.10.24

黄紡鮄デュオニギス

黄紡鮄(きほうぼう)デュオニギス
効果モンスター
星3/水属性/海竜族/攻1500/守 700
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分フィールドの水属性モンスターの数だけ相手のデッキの上からカードを除外する。
(2):自分フィールドのレベル4以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルをその元々のレベル分だけ上げる。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
フィールドの水属性モンスター1体を選び、
その攻撃力をターン終了時まで、除外されているモンスターの数×100アップする。

 海竜族ですか……実はよくわかってない。
 《深海のディーヴァ》からの特殊召喚に対応していて、自身か、《深海のディーヴァ》のレベルを上げることで、☆7か☆8のシンクロに繋げられるのは地味に便利ですね。《深海のディーヴァ》の弱点って、高レベルにつなげるのに一工夫が必要だったところですし。

 (3)の効果も面白そうではあるんですけど、単純に使った場合、1000未満に収まることが多いでしょうし、一枚で何かをするってカードではなさそうです。《深海のディーヴァ》を使うデッキにピン挿しするくらいの運用が基本でしょうか。

2020.10.23

S-Force ジャスティファイ

S-Force ジャスティファイ2

S-Force(セキュリティ・フォース) ジャスティファイ 
リンク3 光属性
サイバース族・リンク ATK/2600
「S-Force」モンスターを含む効果モンスター3体
自分はこのカードのリンク先にモンスターを出せない。
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手ターンに、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。その後、その相手モンスターをこのカードのリンク先となる相手のモンスターゾーンに移動できる。
②:このカードが攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。このカードのリンク先のモンスターを全て除外する。
【リンクマーカー:左上/上/右上】

S-Force乱破小夜丸1

S-Force乱破小夜丸2

S-Force 乱破小夜丸 
星2 闇属性
戦士族 ATK/800 DEF/1000
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「S-Force」モンスターの正面の相手モンスターは、
自身と同じ縦列のモンスターしか攻撃対象に選択できない。
②:手札から「S-Force」カード1枚を除外して発動できる。このカードを持ち主の手札に戻し、デッキから「S-Force 乱破小夜丸」以外の「S-Force」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。

S-Forceプロフェッサー・ディガンマ1

S-Forceプロフェッサー・ディガンマ2

S-Force プロフェッサー・Ϝ(ディガンマ)
星3 闇属性
サイキック族 ATK/1000 DEF/1500
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの表示形式を変更する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「S-Force」モンスターの正面の相手モンスターは効果以外では表示形式を変更できない。

S-Forceオリフィス1

S-Forceオリフィス2

S-Force オリフィス 
星4 光属性
サイバース族 ATK/1800 DEF/1000
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「S-Force」モンスターの正面の相手モンスターは相手の効果の対象にならない。
②:相手フィールドのモンスターが効果を発動した時、手札から「S-Force」カード1枚を除外して発動できる。そのモンスターを破壊する。

S-Forceグラビティーノ1

S-Forceグラビティーノ2

S-Force グラビティーノ 
星5 光属性
サイキック族 ATK//2000 DEF/1400
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「S-Force グラビティーノ」以外の「S-Force」カード1枚を手札に加える。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「S-Force」モンスターの正面の相手モンスターはフィールドから離れた場合に除外される。

S-Forceプラ=ティナ1

S-Forceプラ=ティナ2

S-Force プラ=ティナ 
星6 闇属性
魔法使い族 ATK/2200 DEF/2000
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「S-Force プラ=ティナ」以外の除外されている自分の「S-Force」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「S-Force」モンスターの正面の相手モンスターの攻撃力は600ダウンする。

S-Forceブリッジヘッド1

S-Forceブリッジヘッド2

S-Force ブリッジヘッド
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「S-Force」モンスター1体を手札に加える事ができる。
②:相手モンスターが同じ縦列の自分の「S-Force」モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。その自分のモンスターはその戦闘では破壊されない。

S-Forceショウダウン1

S-Forceショウダウン2

S-Force ショウダウン
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:以下の効果から1つを選択して発動できる。
●手札から「S-Force」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
●自分の墓地の「S-Force」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

S-Forceスペシメン

S-Forceスペシメン2

S-Force スペシメン
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:相手フィールドにモンスターが存在する場合、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、
「S-Force」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを相手モンスターの正面の自分フィールドに特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「S-Force」モンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターの位置を、他のメインモンスターゾーンに移動する。

 まさか残り少ない枠に新規テーマをぶち込んでくるとは思わなかった。

 テーマの特徴としてはカードの位置に関連する効果を持っているってとろでしょうか。展開能力に加えて、リンクの切り札も持っていて基本はそろってますね。サーチや蘇生のカードも持っているので、大分強そうです。なんでその効果を魔轟神とスピルガンにあげなかった。
 この手のデッキにありがちな特殊召喚に関する制約が一切ないので、エクストラデッキは普通に汎用のリンクモンスターを使う感じになるんでしょうね。切り札の《S-Force ジャスティファイ》はどちらかというと劣勢からの切り替えしに向いているモンスターな他、自分フィールド上にリンクマーカーが向いていないので、どうしても他のリンク先が必要となりそうですね。メインデッキの種族が固まってるわけではないので、リンクを主体とするテーマならある程度組み合わせられそうですね……面白そう。

閉ザサレシ世界ノ冥神


閉ザサレシ世界ノ冥神2

閉ザサレシ世界ノ冥神(サロス=エレス=クルヌギアス)
リンク・効果モンスター
リンク5/光属性/悪魔族/攻3000
効果モンスター4体以上
このカードをリンク召喚する場合、相手フィールドのモンスターも1体までリンク素材にできる。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
(2):リンク召喚したこのカードは、このカードを対象とする効果以外の相手が発動した効果を受けない。
(3):1ターンに1度、墓地からモンスターを特殊召喚する効果を含む、
魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にする。
【リンクマーカー:上/右上/右/下/右下】

 最早恒例となってきた汎用エクストラモンスター。こんどはリンク。

 《天霆號アーゼウス》の時も大分ざわざわしたイメージがありますが、これも結構強いですね……
 リンク5なので、重いと言えば重いのですが、相手のモンスターも使えるので、状況によってはリンク4のような扱いで出せるという感じ。
 効果自体も強いには強いのですが、割と抜け道はあるので、ぎりぎりバランスは取れてるのかなぁというイメージ。対象耐性が全くないのは結構脆いといえば脆いかなと。
 ただ流行りの《月の書》はリンク召喚前でなければ通用しないこともあって、結構やっかりではありそう。この手の重いけど強いってモンスターって使ってみないとわかんないんですよね……使用感が。後環境次第でいくらでも評価が変わるというか。
 地味なところですけど、後述するイビルツインでも使えるのが大きいですね……あんまりモンスター数を並べるデッキじゃないのが難しいところですが。《トーチ・ゴーレム》《リンク・スパイダー》を使うのが一番楽でしょうか。いずれにせよ、最終到達点が《破械雙王神ライゴウ》ほぼ一択でなくなるのはメリットと言えそうですね。

Live☆Twinリイラ・トリート1

Live☆Twinリイラ・トリート2

Live☆Twin リィラ・トリート
星2 闇属性
アンデット族 ATK/500 DEF/0
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②:「イビルツイン」モンスターの戦闘で自分または相手が戦闘ダメージを受けた時、墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は、その戦闘ダメージの数値分ダウンする。

 手札から展開が出来るイビルツインモンスターという新しい形。
 一応、既存の二体はデッキからの特殊召喚で、それ以外の制約はないので、これと、おそらくどこかで登場するであろう同効果のキスキルを合わせることで、4体までモンスターが展開出来るには出来るんですね。問題は手札に加える方法ですけど。
 ちなみにこいつにはプリシクが存在するので、スーパーみたいです。イビルツインミョーに高いデッキだなぁ……

双天将 密迹

双天将 密迹
星7 光属性
戦士族・融合 ATK/2000 DEF/3000
「双天拳の鴻鵠」+「双天」モンスター×2
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「双天」融合モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。相手フィールドの魔法・罠カードを全て持ち主の手札に戻す。
③:自分フィールドに融合モンスターが2体以上存在し、(相手フィールドの)モンスターの効果が発動した時に発動できる。そのモンスターを破壊する。

 あったなぁ……双天

 実は双天ってよくわかってないんですよね。ただ、気軽にエクストラデッキから出してくるのは間違いないので、一つ手数が増える、といったところでしょうか。
 イメージとしては《双天将 金剛》と対なんでしょうね。効果も似たような感じ。それなりの効果は持ってますけど、最後以外は圧倒的と言えるほど強くはないですね。最後も無効にするわけではなさそうなので。
 取り合えずどっかで触ってみましょう、双天。カード種類も少ないから難しくないでしょうし。

2020.10.21

碑像の天使-アズルーン

 まさかの罠モンスター。デッキテーマの名前を冠していないカードだといつぶりになるんだろう。
 効果としては特殊召喚の無効と破壊。効果としては強いように見えるんですけど、基本的に「チェーンに乗らない特殊召喚」だけしか止められないので、肝心なところですり抜けられそうな予感のするカード。
 効果の種類としては《エルシャドール・エグリスタ》と一緒ですからね。融合が止まらないのが結構最近の環境だと痛いところ。
 元から罠モンスターを展開するデッキにさしておくと使えるのかな……このカード自身以外もコストに出来るので、状況次第では相手の行動をそれなりに制約は出来るはず。ただ抜け道が多いからデッキと環境次第って感じ。サイドデッキで活躍するかもしれないから取り合えず揃えておくのが無難な気がする。

セイクリッド・カドケウス

 懐かしのセイクリッド。
 効果としては結構これ一枚で何でもできるって感じですね。手札から展開してエクシーズ召喚のサポート。《ティンクル・セイクリッド》をサーチしてレベル調整。《セイクリッドの星痕》をサーチしてエクシーズ召喚時にドロー加速。そして、素材となった後は相手の光・闇属性モンスターの除去と、十徳ナイフみたいな効果持ち。
 なんか今回のパックこういうカード多いですね。メイン筋のテーマがそんなに圧倒的ではない代わりに、一枚でテーマの動きが大分変わるみたいなカードが多いなぁって印象。っていうかこのカードパワーを少しでいいから魔轟神に分けてあげてほしかった。あの燃料いっぱい貰ったけどエンジンの性能は昔のままみたいなサポートの数々でどうしろというんだろう。ほんとに。

2020.10.18

電子光虫ーレジストライダー-

 で、電子光虫……!生きていたのか!
 正直自分の中ではいまだに「ろくに成立しないテーマ」ってイメージなんですけど、一応申し訳程度に強化はもらってるんですよね。
 そんな電子光虫なんですけど、まあ大分「一枚で何とか出来ないか考えました」感が凄いですね……だってこいつと何らかの電子光虫が手札にいれば、全エクシーズ体が出せるんですよ。テーマによっては大騒ぎするレベルの強化なんだけど、電子光虫だから許される感はありますね。
 というか、これが手札にいるかどうかで大分変わる感じが……電子光虫サーチ魔法とか出たら一気に実戦レベルかもしれないですね。大会とかだとともかくとして。

2020.10.17

ワイトベイキング

 まさかのワイト新規。
 《ワイトキング》と似たような構図といい名前といい、意識してるんでしょうね。しかしベイキング……要するにbakingってことなんでしょうけど、笑える。めっちゃいい笑顔してるし。でも食べられるんだろうか。この体で。
 効果としてはまあ、普通にいい強化ですよね。何らかの手段でこいつを墓地に送ってやるだけで、手札に《ワイトキング》、墓地にワイトを4種類用意することが出来るんですよね。捨てるカードを《ワイトプリンス》にしてやることで、一緒に《ワイト》《ワイト夫人》 を墓地に送ることが出来ますからね。
 ただ、どれだけ墓地を肥しても、やることと言えば《ワイトキング》で攻撃するだけなので、構築はある程度考える必要があるかもしれませんね。やたらに攻撃力を高くしても相手の初期ライフは8000から動かないわけなので。どっかで【ワイト】についても書きましょうかね。一応これでも昔作ったことがあるので。確かパーツもまだ売ってなかった気がするし。


《ワイトキング》
効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 ?/守 0
このカードの元々の攻撃力は、自分の墓地に存在する
「ワイトキング」「ワイト」の数×1000ポイントの数値になる。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地の「ワイトキング」または「ワイト」1体を
ゲームから除外する事で、このカードを特殊召喚する。
《ワイトプリンス》
効果モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 0/守 0
(1):このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
「ワイト」「ワイト夫人」1体ずつを手札・デッキから墓地へ送る。
(3):自分の墓地から、「ワイト」2体とこのカードを除外して発動できる。
デッキから「ワイトキング」1体を特殊召喚する。
《ワイト夫人》
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 0/守2200
このカードのカード名は、墓地に存在する限り「ワイト」として扱う。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
「ワイト夫人」以外のフィールド上のレベル3以下のアンデット族モンスターは
戦闘では破壊されず、魔法・罠カードの効果も受けない。

2020.10.16

スプリガンズ

スプリガンズ・ロッキー

スプリガンズ・ピード

スプリガンズ・バンガー

スプリガンズ・キャプテン サルガス

スプリガンズ・シップ エクスブロウラー

スプリガンズ・ウォッチ

大砂海ゴールド・ゴルゴンダ

スプリガンズ・コール!

スプリガンズ・ブラスト!

 11期恒例の新テーマですね。ドラグマ→鉄獣戦線と続いて第三弾。
 テーマ自体の方向性は前回と似ていますね。前回が正規方法以外でのリンク召喚だったのに対して、今回は正規方法以外のエクシーズ召喚。

 ただ。エクシーズ召喚に関しては既に十二獣という前例がいるのが難しいところ。
 なにぶんあいつらが暴れに暴れた……っていうか現在進行形でなお暴れているので、どうしてもバランス取りが難しかったのかなぁというイメージ。
 テーマ全体で見れば面白くはあるし、切り札と思わしき《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》 は効果もそうなんですけど、素材が地味に「レベル8二体」なので、普通に【ランク8】で使えると思うんですよね。
 もちろんエクストラとの兼ね合いはありますし、《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》 が無ければいくら回避能力を持っているとは言え、ATKはたかだか1600なので、そこまでバンバンだすという感じにはならないと思うんですけどね。

《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/炎属性/機械族/攻1600/守2500
レベル8モンスター×2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手のモンスターゾーンまたは魔法&罠ゾーンを1ヵ所指定して発動できる。
このカードのX素材を任意の数だけ取り除き、
その数だけ、指定したゾーン及びその前・後・隣のゾーン(モンスターゾーン・魔法&罠ゾーン)に存在するカードの中から、
相手のカードを選んで破壊する。
(2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
このカードをエンドフェイズまで除外する。
《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》
フィールド魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドの「スプリガンズ」Xモンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):自分フィールドに「スプリガンズ」Xモンスターが存在しない場合、
手札から「スプリガンズ」カード1枚を捨てて発動できる。
EXデッキから「スプリガンズ」Xモンスター1体を特殊召喚する。
(3):自分フィールドの表側表示のXモンスターが効果でフィールドから離れた場合、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは攻撃できない。

 ただ、こいつ、テキストを見る限り対象を取らないっぽい感じなんですよね。あくまでフィールドのゾーンを一か所指定しているだけなので。となると正規でエクシーズすれば都合2枚を「対象を取らずに破壊出来る」と思われるので、一枚は挿すんじゃないかなぁ、と。

 肝心のスプリガンで見てみると、正規のエクシーズをするのは大分厳しいと思うので、今のところ判明しているだけだと、上記の《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》 を使って展開していく感じになるとは思うのですが、多分この場合正規の手順での召喚扱いにはならないと思うので、当然蘇生制限はみたしてないと思うんですよね。
 そもそも展開できるのが一体だけで、その展開先が現状(もちろん後から追加されるとは思いますが)《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》だけっていうのは大分厳しいなぁと。
 一応、《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》 とスプリガンモンスターの二枚から《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》は展開出来て、一枚除去したうえでATK2600を立てることは出来るのですが、それ一枚で戦うってなるとちょっときついなぁと。

 メインデッキのモンスターも微妙にかみ合ってなくて、例えば《スプリガンズ・ピード》は、墓地から蘇生するのはいいんですけど、自身をリリースしちゃうのでエクシーズにはつながらないですし、一番蘇生できると嬉しいスプリガンエクシーズモンスターは現状だとテーマ内で正規召喚出来ないのでつり上げにくいんですよね。
 《スプリガンズ・ロッキー》のサルベージ効果自体は決して弱くないんですが、そもそも墓地からも素材になれる以上、手札に戻しておかなければならないタイミング自体が少ないうえに、一番対象として候補になる《スプリガンズ・ピード》は上記の通りいまいち蘇生対象に困るしで、難しいところ。

《スプリガンズ・ロッキー》
効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1800/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
「スプリガンズ・ロッキー」以外の自分の墓地の、
「スプリガンズ」モンスター1体または「大砂海ゴールド・ゴルゴンダ」1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードが手札・フィールド・墓地に存在する場合、
自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
《スプリガンズ・ピード》
効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻 0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースし、「スプリガンズ・ピード」以外の自分の墓地の「スプリガンズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが手札・フィールド・墓地に存在する場合、
自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。


 そもそも手札に、《大砂海ゴールド・ゴルゴンダ》 がないと始まらないデッキなので、出来る限りサーチパーツを積み込んでおきたいのですが、それらがダブついた場合に処理できる方法が一切ないのも困りものなんですよね。

 全体的にコンセプトは面白いんですが、鉄獣戦線と違ってちょっと接続が悪いなぁというのが今のところの印象でしょうか。
 せめて正規手段でエクシーズ出来る方法とか、複数のエクシーズ体を使い分けられる状況が出来てこないと《スプリガンズ・シップ エクスブロウラー》を立てて破壊するだけの低速単調デッキになっちゃいそうな予感が……さすがに11期のテーマなので、そんなことにはならないと思いますけどね。

鉄獣戦線

鉄獣戦線 キット

鉄獣の邂逅

 それと比較すると大分「良い強化になってる」感のあるのがこの二枚ですかね。鉄獣戦線。実は組む組む言いながらまだ組み終わってないんですけど、構築自体はある程度考えたので、なんとなく「あ、使えそうだな」ってのが分かるんですよね。

 ぶっちゃけた話、鉄獣戦線回してると、《鉄獣戦線 ナーベル》のサーチ対象に困ることってあるんですよね。早い話、手札に《鉄獣戦線 ケラス》が二枚になることほどあほらしいことは無いんですよ。だけど、正直それくらいしか持ってくるのないし、仕方ないから加える、みたいなことが結構多いんです、正直。

《鉄獣戦線 ナーベル》
効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「鉄獣戦線 ナーベル」以外の「トライブリゲード」モンスター1体を手札に加える。
《鉄獣戦線 ケラス》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻1200/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札からこのカード以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。


 それが《鉄獣戦線 キット》を入れておくだけで大分緩和されるんですよ。《鉄獣戦線 ケラス》で手札にサーチしてきた《鉄獣戦線 キット》を墓地に送って、その効果で上記の《鉄獣の邂逅》を墓地に置いておくだけで、大分戦線を維持しやすくなるんですよね……wikiの方にも書いてあるんですけど、《鉄獣の邂逅》《王神鳥シムルグ》を守れる状況を作っておくと、突破しにくさが段違いです。ほんとに。《烈風の結界像》と並べた状態で二体を戦闘破壊出来るデッキってそんなにないですからね。

《鉄獣戦線 キット》
効果モンスター
星2/炎属性/獣族/攻 700/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
このターン、自分は獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターしかリンク素材にできない。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「鉄獣戦線 キット」以外の「トライブリゲード」カード1枚を墓地へ送る。
《鉄獣の邂逅》
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのリンク状態の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで700アップする。
(2):自分フィールドのリンク状態の獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。
《王神鳥シムルグ》
リンク・効果モンスター
リンク3/風属性/鳥獣族/攻2400
【リンクマーカー:左下/下/右下】
鳥獣族モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク素材にできない。
(1):このカード及びこのカードのリンク先の鳥獣族モンスターは相手の効果の対象にならない。
(2):このカードが戦闘で破壊される場合、
代わりに自分フィールドの「シムルグ」カード1枚を破壊できる。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
使用していない自分・相手の魔法&罠ゾーンの数以下のレベルを持つ、
鳥獣族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。
《烈風の結界像》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1000
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
お互いは風属性モンスターしか特殊召喚できない。

ドラグマ

ドラグマ・ジェネシス

 ドラグマ先生の次回作にご期待ください。

 なんかドラグマのサポート、弾を経るごとに弱くなってません……?最初のころの期待感が嘘のようだ。
 除外されてるエクストラデッキ系のモンスターが存在しないと発動できないくせに、その効果が回収と、限定的な効果無効って……。
 ぶっちゃけ他の汎用カードと差別化する方法が「ドラグマのサーチカードでサーチ出来るよ!よかったね!」くらいしか思いつかないのがキツイ。変に強くされて規制バシバシかけられるよりはいいんだけど、これだったら正直あってもなくても変わらないような……いや、枠を食う分無い方がましかもしれない……。
 せめて「あったらあったでいいけど、特に大勢には影響を与えないカード」みたいなのを追加してほしかったです。ほんとに。いきなり日和すぎでは。

アルバス

鉄駆竜スプリンド

 恒例のアルバス融合体。

 実質単体除去みたいなものなので弱くはないんだけど、当の《アルバスの落胤》自体が相手ターンにあまり融合召喚しないのがちょっと気になる。相手ターンに罠で蘇生すればいけるから、そういう使い方を推奨してるのかなって感じ。
 幸いスプリガンには《スプリガンズ・コール!》っていう蘇生カードがあるので、これを使うと出しやすいかなぁという感じ。そうすれば手札にダブついたフィールド魔法とかその他もろもろも切りやすいのかもしれない。ただそのためには一度《アルバスの落胤》を墓地に送らなきゃならないという難しさ。
 いっそのこと【ドラグマ】と組み合わせたらうまくいくんじゃないか、スプリガン。

《アルバスの落胤》
効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。
融合モンスターカードによって決められた、
このカードを含む融合素材モンスターを自分・相手フィールドから墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
この効果で融合召喚する場合、このカード以外の自分フィールドのモンスターを融合素材にできない。
《スプリガンズ・コール!》
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の、「スプリガンズ」モンスターまたは「アルバスの落胤」1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):自分の墓地からこのカードと融合モンスター1体を除外し、
自分フィールドの「スプリガンズ」Xモンスター1体を対象として発動できる。
EXデッキから「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスター1体を選び、
対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

2020.10.14


黄金狂エルドリッチ

黄金狂の七摩天

 まさかのエルドリッチ強化という。
 エルドリッチ自体がモンスター一枚という極端なテーマな上に、環境だと混ぜ物で使われる傾向が強いので、正直たまにテーマであることを忘れそうになるのですが、一応これ、テーマだし、二体目のモンスターが出てくる可能性はあるんですよね。

 追加されたのはざっくりと言えば融合体と専用融合。永続魔法で融合というのはなかなかに珍しいですが、エルドリッチの特色を考えるといいのかなと。使い終わったらコストに出来ますしね。

 ただ、融合体……融合体かぁ……。正直なところメインデッキのモンスターが欲しいんじゃないかって気がしますね。エルドリッチ本体すら二枚しか入ってこないのは、そもそも展開する必要がないからってのがあって、当初の意図としてはアンデット族と共有みたいなイメージなんだと思うんですけど、実際組んでみるとエルドリッチ以外はアンデットってほとんど入れないんですよね。入れても下級。

 だから、上級アンデットを要求する融合は正直かみ合いが悪いなぁと思ったり。一応エルドリッチ自体が上級アンデットなので、二枚で融合という形は考えられるんですが、ランク10モンスターと競合することと、専用のカードをもう一枚必要とすることを考えると、《黄金狂の七摩天》をピンで刺しておくくらいが落としどころなのかなぁと思ったり。

 組むなら専用構築が必要かもですね。融合体自体は強いんだけどなぁ……。


※定価は4,950円です


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