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NFTクリエイター向け Polygonへの入出金マニュアル(ETHガス代不要)

こんにちは。SoudanNFTの はやっち(@HayattiQ)です。
NFTクリエイターさんで初めてNFTに参入された方は、まず入金・出金をどうするのかが一番のハードルです。

現在、NFTの出品に使うOpenSeaでは「Ethereum」と「Polygon」の二つのブロックチェーンを選択して出品できますが、参入したての方は手数料の関係で、Polygonへの出品をおススメしております。

ですが、Polygonへの入出金方法を書いている記事が少なかったため、今回Polygonへの入出金マニュアルをSoudanNFTにて書きました。

主に、Polygonへの入出金には3つのルートがあります。
1, JPYCを利用する方法
2, MEXCなどの外国の取引所を経由する方法
3, Ethereumを利用して直接日本の取引所へ送る方法

SoudanNFTにおいては、利便性や取引手数料、サポート体制などの兼ね合いから、少額の場合、1番の「JPYC」を利用した方法をオススメしています。なぜなら、ガス代と呼ばれる手数料が最も安いからです。とりわけ、イーサリアムを利用すると時には1万円以上のガス代がかかりますので、なるべくイーサリアムを使わないことをオススメします。

ただ、JPYCは、2021年10月段階だと、約10万円以上の大きな金額を二次流通で交換すると、交換レートが悪くなるという問題があります。特に、JPYCは交換レートが実際よりJPYC安で推移することが多いです。そのため、大きな金額の入金を行う際は2番の外国取引所を経由する方法を推奨します。

JPYCを利用したPolygonへの入出金

JPYCというのは、JPYC社(https://jpyc.jp/)が提供する日本円ステーブルコインです。特徴としましては、銀行振り込みを利用して手数料無料でPolygonへお金を送金することが可能です。また、出金するときも、プリペイドカード経由にはなりますが手数料なしで現実世界のお買い物に利用することができます。

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JPYCの公式サイトより、JPYCの購入ができます。そのとき、「Polygon (Matic Network)」を選択してください。また、わからないことがあるときは、JPYCのサポートが存在しますので、そちらからJPYC社の公式サポートを受けることが可能です。JPYCのサポート状況にもよりますが、数日でPolygonネットワークにJPYCの形でお金が届きます。

うまくいけば、このようにウォレットにJPYCが入っていることでしょう。
JPYCのトークンが表示されないときは、下記トークンアドレスを追加してください。
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また、JPYCは現在Polygonと連携を行い、公式サイトで10000円以上JPYCを購入した場合は2021年10月現在0.1Maticを付与していただけますので、最初の交換に利用するガス代はこれを利用することが可能です。

また、それ以外の場合でも1円分のMaticを付与していただけますので、初心者でもこれでPolygonネットワークで取引することが出来ます。

JPYCからイーサリアム(ETH)への交換

OpenSeaで通常使う通貨は「ETH」と呼ばれるものです。ですので、いただいたJPYCはETHに交換する必要があります。こちらの交換に関しては二次流通になりまして、公式のサポートはないのでご自身で行う必要があります。

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JPYCからETHへの交換には、QuickSwap(https://quickswap.exchange/) を使うのがオススメです。QuickSwapは、2021年10月時点での最大手のPolygon仮想通貨交換所です。QuickSwapの「Swap」画面から、JPYC→ETHの交換を行ってください。

もし、JPYCが一覧から選択できないときは、下記のように、JPYCアドレスを読み込ませてください。
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また、もしウォレットに1以上のMATIC通貨がない場合は、この場で先にMATICに交換をしてください。Polygonチェーンの取引手数料は1円以下がほとんどですが、0ではありません。Maticがない場合は、思わぬところで取引が止まる可能性があります。

両替するときに、まずJPYCとUSDCに選択をし、交換レートを確認してください。2021年10月時点だと、だいたい1ドル115JPYC前後で推移していることが多いですが、1ドル120JPYC以上になっている場合は、しばらく待ってみたり、コミュニティに確認してみることをおススメします。また、交換したい金額のJPYCを入力し、その金額でどれくらいの交換レートになるかをチェックしてください。

JPYC経由での出金

NFTアーティスト活動などで稼いだお金をまた現実世界で出金したいときも、利便性や手数料などの面でJPYCが便利です。JPYCだとPolygonネットワークから現実世界での買い物・食事などに利用することが可能です。ですが、JPYCは本当の日本円に交換することが出来ません。JPYCは、Vプリカギフトと呼ばれるプリペイドカードに交換することが出来ます。Vプリカギフトは、2021年10月段階でPayPayにも載せることが可能なため、日常決済の大半をカバー可能です。

こちら、JPYCのみで1週間生活した人の記事もあります。

JPYCを使うことによるメリットはこちらです。
1, 交換時に手数料がかからない
2, Ethereumを経由することによるガス代もかからない
3, 送金業務が少ないため、お金を失うリスクが少ない

やり方は、まずQuickSwapを利用して、今度はETHからJPYCに交換します。
このときは、逆に1USDC→115円くらいで現実のドル円レートよりお得なことが多いため、入金時よりは交換レートの問題を受けづらいです。ですが、念のため交換レートを確認してください。

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そのうえで、JPYCに変換後、JPYCの公式サイトにてVプリカギフトの申請を行い、JPYC公式ウォレットまで送金してください。
こちらの送金時にトラブルがあった場合、JPYC公式サポートにて対応可能です。※2021年10月時点でQUOカードPayも対応可能になりました

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外国取引所経由の入出金について

もし、プリペイドカードではなく、本物の日本円にて出金したい場合はJPYCにて対応することが出来ません。また、多額の金額の交換をする場合、JPYCだと2021年10月の段階でまだ交換レートの問題が発生しやすいです。その場合は、いくつかやり方がありますが、一番簡単なのは、まずMEXCなどの取引所へPolygonネットワークから入金を行い、そのあと日本の取引所へ送金することです。

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MEXCはPolygonネットワークでの入出金に対応した取引所です。
URL: https://www.mexc.com/ja-JP
Twitter: https://twitter.com/MEXC_Japan

また、公式日本語Telegramコミュニティもありますので、わからないときはここでサポートを受けることが可能です。
https://t.co/w08tRqeRhk?amp=1

この場合、出金時の流れは、下記のとおりです。
1, PolygonのETHを、QuickSwapにてMaticに交換
2, MEXCにMaticを送金することで入金する。
3, MEXCにて、MaticをXRPかETHに交換(XRPが手数料安くおすすめ)
4, XRP,ETHを国内取引所に送金
5, 国内取引所から出金

また、入金時はこちらのやり方になります。
1, 国内取引所に日本円の入金し、XRPかETHに交換
2, 交換した通貨を、MEXCのウォレットアドレスに送金
3, MEXCにて、入金された通貨をMaticに交換
4, Maticから、PolygonネットワークのMetamaskアドレスへ送金

手順は複雑ですが、これでも他のやり方よりは簡単です。

また、Binanceのアカウントを持っている場合、Binance経由での入出金も可能ですが、BinanceはPolygonネットワークを直接取り扱うことが出来ません。その場合は、AnySwapというサービス等を利用して、一度Polygonから「Binance Smart Chain」というブロックチェーンにお金を移動する必要があります。

Ethereumから日本の取引所へ直接送金

MEXCは外国の取引所で、いわゆる「中央集権型」ですので、もろもろのセキュリティを心配される方もいると思います。そういった場合は、Ethereumから直接国内取引所へ送金することも出来ます。
この場合はガス代がかかるのがネックですが、いわゆるブロックチェーン上のセキュリティという意味では最も堅牢です。

このやり方は、他サイトの記事にいくつかありますのでURLをアップいたします。
こちらをご覧ください。


https://dappsmarket.net/other/matic-withdraw/


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