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#007. 長時間練習が悪いわけではない

noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。
いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。

日本の部活動の特徴ともいえる「長時間練習」ですが、現在では部活動の週休2日以上のガイドラインができて以前と比べるとかなり厳しさが緩和されたように思います。ただ、法的な拘束力はないので関係なく実施しているところもあるかもしれませんが。

今回のnoteは以前、元ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズとバスケットボール男子日本代表ヘッドコーチのトム・ホーバスの対談を読んで考えさせられた内容をシェアします。
外国人 "鬼コーチ" が日本に課した「長時間練習」は「部活の根性練習」と何が違う? より:以下参照


私も長時間の練習が絶対に悪だ!とは思いません。もちろん年代別に考慮すべきことがあるのは承知ですが、要は対談の中でエディーが述べている↓↓

長時間練習すること、それ自体が目的化してしまっているのか、それとも結果として長時間練習になってしまったのか、ということ

https://number.bunshun.jp/articles/-/851528?page=2

これに尽きます。結果なのか、目的なのか、その違いです。なにも必ず120分なら120分間のすべてを練習時間にあてなければならない!というルールはないはずです。
でもなぜか時間いっぱい練習したりオーバーすることはあれど、早く終わることって超稀な気がします。私も学生時代の部活を思い出しても、練習が早く終わった…と言う記憶はほぼありません。むしろしんどい練習の日なんかは終了の時間を気にして「(まだかなーまだかなー)」と思っていたくらいですから。

当たり前ですが、終了時間を待たずして、その時間にやるべきことができたのなら早く終わるという選択肢もありなんですよね。この辺も学校の授業のシステム同様に『時間になったら終わり』が暗黙の了解みたいになっているのかもしれません。

練習は予定された時間が来たら終わるのではなく、成果によって終わるタイミングを判断するべきです。
エディ・ジョーンズ(元ラグビー日本代表ヘッドコーチ)

https://number.bunshun.jp/articles/-/851528?page=3

実際、私も個人契約を結んでいる選手との練習では長い時で3時間近くかかりますが、早い日はアップとダウンを含め90分とかかりません。すべてが上手くいって、今日はもう十分だと判断した日は(選手と相談して)早く切り上げます。そんな日があってもいいんじゃないかな?

(前略)目的なき長時間練習は、選手たちの考える力を奪ってしまいます
トム・ホーバス(元女子バスケ日本代表ヘッドコーチ, 2021)

https://number.bunshun.jp/articles/-/851528?page=3



プロフィール
- 本田 創大(SOUTA HONDA)
- 個人事業主(Physical Edu.代表)
 公式HP:https://www.sou-physicaledu.com
- S&Cコーチ/スプリントコーチ
- 長崎県島原市出身/現-京都府京都市在住

【略歴】

2020   長崎大学教育学部保健体育専攻卒業
2020   Physical Edu.開業
2020-現  Improve KYOTO 契約トレーナー
2021-現  履正社国際医療スポーツ専門学校 非常勤講師 バスケットボールコース女子 - S&Cコーチ
2021-現  京都産業大学付属高等学校 女子バスケットボール部 S&Cコーチ

【資格/免許等】
- 中学校, 高等学校教諭第一種免許状(保健体育)
- NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
- 認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS,*D)
- EXOS認定パフォーマンススペシャリスト(XPS)
- EXOS認定フィットネススペシャリスト(XFS)

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