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【発達障害主婦】コスメカウンターで動揺する

私はデパートのコスメカウンターがものすごく苦手です。そもそも「店員さん」とのやり取りが苦手なうえに、コスメカウンターはBAさんとの距離が近い。お化粧品を試すのに顔を覗き込まれたりすると、もうパニック。全身から汗が吹き出します。

というわけで、コスメカウンターにはまず近寄らないのですが、唯一行くのがHABA。日焼け止めだけを定期的に買っています。日焼け止めを買うだけなら、最低限のやり取りで帰還できます。

先日、いつものようにHABAで日焼け止めをお願いしたところ、研修中の名札を付けたBAさんが対応してくださいました。うむ、初々しい。緊張感が伝わってきて、私も緊張してきました。

たいていHABAではファンデーションやBBクリームの試供品をくださるのですが、ファンデーションをつけない私には必要ないので、いつもお断りしています。

今回もBBクリームを出してきてくださったので、「私はファンデーションをつけないので要りません、ありがとうございます」とお断りしました。

「そうですか、分かりました。」

という笑顔が返ってくることを想定していたのですが。

みるみるBAさんの表情が曇り、

「いや、皆さんにお配りしているものなので」

と、BBクリームをさらにこちらのほうへぐいと押しやってこられます。

臨機応変さが皆無のわたし。想定外の反応をされて完全に動揺し、

「あ、はい、分かりました!」

思わず試供品をいただいてしまいました。

(もったいないが家に帰って捨よう…)

すると、それを隣で見ていた先輩BAさんが

「BBクリームを使われないのでしたらスクワランを試されますか?」

と声をかけてくださいました。

本当は何もいらなかったのですが、まだまだ動揺していたわたしは

「あ、はい、お願いします!」

と言ってしまいます。

(あぁ、バカ…)

(まぁいい、これでBBクリームは引っ込めてくれるだろう)

そんな私の期待をよそに、先輩BAさんは笑顔でBBクリームとスクワランを手渡してくれたのでした(脱力…)。

BBクリームはどうしても渡さなければならないモノだったようです。

想定外の反応に出会ったり、ちょっと強い態度に出られると、動揺してとっさのリアクションが取れず、ハイハイと相手の言うことを聞いてしまうわたし。おばちゃんと呼ばれる年齢になってずいぶん大らかになったなと実感しているものの、やはりこういうことがあるとオドオドしてしまいます。

うーむ。なんともならんだろうが、なんとかしたいものです。

そしてBBクリームはゴミ箱に直行でした。ごめんよ…

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