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翡翠の舞と音の構築その1

2021年8月のお盆前、9月の公演まで1ヶ月と少し。。

現段階での変化は 由月の友人で歌手のおかだゆき子さんが友情出演してくれることが決まっている。

公演は9月22日の秋分の日の前日の満月の日。コロナの影響で少人数制ということで、昼の部も設け、1日に2回公演となりました。

一回の公演の内容は一部の「静」と二部の「動」。一部のお話を少し。。

一部は 生と死、陰と陽、始まりと終わり、白と黒、そんなイメージを音と舞で表現。ドイツ人女性が創った4つの鉄のゴング、亡くなった母が残したアルトライアー、私のソロライアー(フィリア)、そしてアカペラで流れる歌は おかだゆき子。

その中で、由月は即興で舞い、私、操雪は ブーケを束ね、聡華は 書のパフォーマンスをする。黒いリボンを印象的に使うことも演出として組み込み、人間のカルマのような不浄というのか、、それを表してみた。

歌は 震災の時に生まれた曲、ah(アー)をアカペラで。この曲はあの過酷な状況の時にリリースされたSuperflyの歌詞のない歌。

その後、最後に一人舞台に残って歌う曲は

ベッドミドラーの「the rose』

この二曲は 翡翠の公演のコンセプトを由月が彼女に話した時に、すぐに思い浮かんだということを聞いている。

the roseに関しては 英語の歌ということで、最初は日本語がいいのではないかと意見をした。時間が経って、歌詞の意味を聞けば聞くほど、ぴったりのイメージであり、また、パフォーマンスで使う予定が白いばらということは自分の中で決めていて、、まさにリンクしていることにも不思議を感じた。日本語にこだわることもないかな、、と思った経緯があり、ゆき子さんとはお会いしたことがないのに、思っていること、イメージしていることが接近していて興味深い。

歌詞の中に
「死ぬ事を恐れる その心は
生きる意味を見つけられずにいる
一人きりの長い夜 そしてあまりにも長すぎる道
そんな時あなたは思うだろう
愛とは運や力を持った者の為にあるのだと
けれど思いだして
凍えるような冬の雪の下でも
種は太陽の愛を浴び
やがて訪れるだろう春に薔薇という名の花を咲かせるのだと」


私たちはテーマや物語を大切に組み立ててきているけれど、本番は気負わず基本祭り気分で、自分たちやゲストが楽しめる時間にしよう!と、、そんな抜け感も大切に思っているのです。そこにリンクしてくれる仲間が増えて行くのも偶然ではなく必然で面白い、と思う今日この頃。

今日は 翡翠+猫じゃらしの公演の一部「静」のお話を少しさせていただきました。

操雪

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