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忘れたくない過去

昔読んだ本の言葉を残していいかな
吉本ばななさんの『白川夜船』
そこに忘れられない言葉が書いてあったの
亡くなった友人と出会った私の言葉

『過去がいかに遠いのかをふいに悟ったのだ。
死よりも、人と人の埋められない距離よりも。』

今はこの瞬間に過去になって、過去は二度と今にならない。手で捕まえて触れて抑えて閉じ込めていないと、生きていることすら分からなくなりそうで、私は時間に怯えているんだと思うの。

忘れたくない過去が山程あるんだ
友達と夜のまちを散歩したときの中身のない会話、お母さんが私を呼ぶ声、昨日食べた朝ごはん、生きているうちに出会う全ての景色
けれどちっぽけな私の脳はすぐに忘れてしまう過去は二度と目の前には来てくれないのにね

だから記録を取ろう
貴方の思い出したい言葉を、人を、温もりを、いつでも思い出せますように

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