2020.11.11
もうすっかり夜が冷たくなってきて、安心してベランダに出て星を見られる。眠れなくても困らない。
眠れないというか、睡眠薬で眠らされている、睡眠薬に眠らせてもらっているので眠れるんだけど、本来全然眠れない脳の状態なので薬が切れると目が覚める。脳がそれなりにマシだと朝まで眠り続けられるよ。
物事はそんなに単純じゃない、という気持ちと、大切なことは単純なんだ、という気持ちの両方があって、どちらもきっとその通りなんだと思う。
ベランダから星を見る。オリオン座が左の上に見える。オリオン座はいつもかわいいね。大好き。
今夜は一段と星が流れる。ちらちらキラキラと短い尾を引いて、わたしだけの流れ星が流れる。
これが、昼間に地味に地味にしんどい「目線がすぐにどろりと横に流れる」というのと実はまったく同じ脳の状態だって、最近ふと気がついた。
全然歩けるし、信号が見えないとかそんな危ないことはないので困るほどの項目じゃないけど、自分の目線が「あ〜今日すごい流れるな」って時に道を歩くと向こうからくる人の眼がすごく気になる。なんかちょっとおかしい人を見ているような眼の気がして、どこを見ていいのか一層わからなくなる。まっすぐ前を見ようとしてもすぐ目線だけ横にどろりと流れる。
ポップンね、上から下にポップくんが動いているゲームなんだけど、そこに自分の目と脳の処理のせいで左右の動きまで加わると、なんかもうめちゃくちゃで、頑張って押しても判定めちゃくちゃで悲しくなるの。低いレベルで遊ぼうとしても低いレベルでもスコアぜんぜん出ないの。楽しい!って気持ちよりも悲しいって気持ちが勝ってしまう。
ポップンが大好きだから、楽しいって気持ちよりも悲しいって気持ちが勝ってしまう状態の時にポップンしたくないんだ。だってポップンはほんとうに楽しくて、ひとつのゲームを超えてわたしにとってあまりにも大切な存在だから。楽しくポップンしたいの。
ポップンする気がないのではなく、ポップンしたくないわけもなく、ポップンしに行きたいけど目と脳の調子がここずっと整わないから、悲しい気持ちで無理やりポップンしてもハッピーじゃないからゲーセンに行ってない。ポップンしたいよ。やってできないわけじゃないよ。でも目線がチラチラしてしんどいし、楽しいことしてるはずなのに悲しくなる。
だからずっと「今日はポップンいけそう!」って日を待ってるんだけど、あんまり調子よくなくて、ぷらぷら川に行ったりばかりしてる。川は横に流れるから見ていても疲れないしむしろ目線のこと忘れられて安らぐの。川大好き。結局は川でしょ(ビヨの島倉りかちゃんもそう言ってるぞい!)
星がたくさん流れている。短い尾をひいて。オリオン座をオリオン座たらしめる星が流れ星になる星じゃないことくらいわかってる。
でも流れ星ってすてきでしょ。ロマンでしょ。
だから、夜空を見ていると、まいっか、まいいや。って気持ちになる。きれいだし。流れてないのに流れ星の雰囲気で、嬉しいし。
物事はそんなに単純じゃないし、でも大切なことは単純なんだ。
大切なことはたぶんここに書くことでもないんだけどね。
ぬくぬくしたいよ〜ねこみたいにしたい。
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