見出し画像

ズーカスポーツ(ZUCA SPORTS)のレビューここが○ここが☓

ーーーーーーーー
ソトリラク 
アウトドア=アクティブじゃなくて、外でもリラックス(楽)をして過ごしたい。そんなライフスタイルを実現するアイテムや過ごし方のブログです。
ーーーーーーーー

ズーカスポーツ(ZUCA SPORTS)は、座れるキャリーバッグで有名な製品。外で楽をしたいのでこれは気になっていた。しかし現物をなかなか見る事ができない。


ズーカには大きく分けると「プロ」と「ナビゲーター」と「スポーツ」のラインナップ」。

左からプロ、ナビゲーター、スポーツ

●プロはズーカーの上級モデル。スリムな見た目と機内持ち込み可能なサイズが特徴。バッグも1680デニール バリスティックナイロンやコーデュラ®ナイロンの上質なものを使っている。ここ、めちゃくちゃ羨ましい。

●ナビゲーターはプロの横幅が広く前後が薄いバージョン。安定性と開口部の広さが良いところ。

●スポーツモデルは車輪が上下2段になっていて、外側に配置されている。このはみ出した車輪のため、この製品は機内持ち込みができない。その分、プロよりは安定感がある。それとプロモデルと比較すると、高さと奥行きが3cm小さい。転がすと車輪が七色に光るモデルもある。

決め手に至るまでの葛藤
・プロは機内持ち込みができて良いが、キャスター間隔が狭く走行安定性が悪そう。
・ナビゲーターは幅広で安定感があるが、新幹線の狭い通路で邪魔になる。
・スポーツは機内持ち込みが出来ない事と、3cm小さい、バッグの質感が劣りそう。

迷った末に、新幹線の通路を通りやすい幅狭、でも安定感はある程度大丈夫そうなのでスポーツに決定。そこでやってきたのが本機「ZÜCA SPORT Japan Edition」。
ロゴが白と赤のものにしたが、少し派手かと思ったけど現物は意外とカッコイイ!ここはお気に入りポイントになった。

ZUCA SPORT Japan Edition


ここが○:

スリムなボディと車輪
まず、車輪が外側に配置されていることによる安定性が挙げられる。プロモデルは車輪が内側に配置されているため、スリムで機内持ち込みが可能だ。ただ、走行中に左右にブレやすい傾向があるとのレビューが多い。
実際にスポーツを使ったときにも段差でバランスが崩れたら左右のブレがあるので、この傾向がもっと顕著になると思われる。一方、ズーカスポーツも完全にブレないわけではないが、おそらく安定性は高いほうだ。

スリムさがありがたいのは新幹線の通路を進むとき。2輪は幅広のものが多く通路で進みにくいのでずっと4輪を使っていた。2輪のキャリーでこの横幅の狭さはとてもありがたい。
また、秀逸な車輪により、驚くほど静かに移動することができる。イメージはインラインスケートのよう。
今回購入したのはジャパンエディションのため、スポーツでありながら車輪は光らないため、目立ちすぎずに使用することができる。

スポーツの2段車輪
2段の車輪は段差をスムーズに登ることができるが、階段のように連続している場合は、連続した衝撃がキャリーバッグに与えられることが気になる。そのため1段程度の段差までにしている。でも本当に段差を登れるのは凄い。

やっぱり座れるのはいい
これは今さら言うことでもないが、待ち時間のある駅や車内で座れなかったときにも便利。座れる機能は実用的であり、利便性を高めている。

フラットな荷室底面
車輪が両側に出ているので荷室内の底面が平ら。これは荷物を入れやすくで便利です。

 フラットな底面はスポーツだけ

簡易デスクになる天板
フラットな天板はPCやプロジェクターの台になる
天板が平らだと椅子にも使えるけど簡易デスクになる。これは便利!

プロジェクター台にも使えそうだ!


ここが☓:

最大の欠点は「開口部の小ささ!!」
キャリーを持っているそもそもの目的が、PCやディスプレイなど、仕事で使う必須アイテムを楽して持ち歩く事。リュックだと地味に疲れてくる。
そこでキャリーを使うわけだが、ここで予想外。PCを運ぶのが主な目的だとしたら開口部の小ささが最大の欠点!
縦32cm、横20cmの開口部はパソコンを入れる際に不便を感じる。
中の高さはそこそこあるのに、入り口が狭いというだけで、今までビジネスリュックに入れていたものが入らない。特に縦側の狭さが際立っている。

開口部縦約32cm。上下に3cmは広げられる余地があるのに、なぜこんなに狭くした!?
開口部横約20cm、これは十分


13.3インチマックブックエアはケースごと縦にした状態で入ることができるが、15インチMacBookPROは裸状態なら縦になんとか入れることができる。これではケースに入れると引っかかってしまう。

愛用の17インチのモバイルディスプレイは縦の長さが40cm。いつもリュックに入れていたが、重いのでキャリーインしたい。しかし、これが入らないことが判明。斜めにして奥へ角を押し込んでから回すように入れるなど、まるで知恵の輪のようにしたら無理に入れることはできるが、他の荷物がある場合には難しい。

17インチモバイルディスプレイ(横幅40cm)は開口部の縦幅不足で入らない



そこで買い替えたのが15インチモバイルディスプレイ。これは縦のままでギリギリ入る。

15インチモバイルディスプレイ(横幅35cm)はギリギリいける

色々なアイテムを入れてみる
15インチモバイルディスプレイ、15インチMacBookPRO(ケース無しで裸)、そしてエプソンのプロジェクターを入れてみた。すべて縦にして入れるので、ZUCAのポーチも縦に入れる事になる。PC持ち運びを考えると、ポーチを横にして積み上げるのは出来なさそうだ。

15インチモバイルディスプレイ、15インチMacBookPRO、エプソンプロジェクターを入れてみた

バッグの質感がちょっとペラペラ
バッグそのものは600デニールポリエステルで作られており、ペラペラ感がある。3万円のバッグなのでここはぜひ改善してほしい。PROと同じく1680デニール バリスティックナイロンを使用してほしい。600と1680の差は上質感という点でも大きく差がある。☓ではないけど欲しいものとして、PROと同じくキャリーを持ち上げるときの取手もあったら良いと思う。

これらが欠点として挙げられるが、全体としては惜しい。


最後のまとめ
●スポーツは開口部の縦を今のままのサイズでもう3cmは広げられるはず。これを是非実行してほしい。あとは1680デニール バリスティックナイロンを使用。このモデルがあったら絶対欲しくなる。
そんな事から今のところ、ビジネスマンでPCを持ち歩く方はプロがオススメ。

でも全体としては非常に良い出来のキャリーで、便利に使えます。プロに買い換えようか迷っているけど、いましばらくスポーツを使い続けてみます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?