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ヨーロッパ時計まわり列車旅(227)

東経135度子午線(6)
〈随筆『東経135度子午線』(3)〉
人丸前駅ホーム上の子午線表示は、ホーム上を北から少し南南東方向に、幅15センチメートルほどで二本あり、風雨にさらされているからか、ピンク色に派手さはない。私は、それを写真撮影し、おでかけの目的は達したのだが、天文科学館が気になり、科学館へ足をのばした。
〈明石天文科学館〉
科学館では、時計や天文学に関する展示がある。私は、『日本標準時』と『時の記念日(六月十日)』に興味を持った。前者については、日本国内でも北海道から沖縄までの間に、約1時間30分の時差がある。
1884年(明治17年)、「世界標準時」に関する国際会議が開催された。会議では、イギリスのグリニッジ天文台を通る子午線から、東西に経度が
15度隔たるごとに、一時間ずつ違った標準時を使用することが決めら
れた。日本では、1888年(明治21年)1月1日より、グリニッジ時刻より9時間(15度を9倍すると135度になるため)進めた時間を「日本標準時」として決めて使い始めた。
(写真:海岸近く中崎公園入口の「刻」表示)
その(227)終わりです。次の(228)をお楽しみに。

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