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ヨーロッパ時計まわり列車旅(229)

東経135度子午線(8)
〈随筆『東経135度子午線』(5)〉
2007年6月10日、私は神戸駅午前07時53分発の快速電車に乗り、再び明石へ向かった。にわか雨の後で曇り空だが、視界がよく、明石海峡大橋や淡路島がくっきりと見えて、気分がよかった。天文科学館の門扉の前に開館時間
(午前09時30分)の50分前から並んだ。私は12番目だ。徐徐に、並ぶ人が増え始めた。開館直前には約100人になっていただろう。
〈時の日 記念品配布〉
入館と同時に、受付の係員から、『日本標準時子午線 通過記念証 時の記念日 2007年6月10日』という文字が入った、卓上カレンダーが配布されたので、手にすることができてうれしかった。
明石海峡大橋・天文科学館・明石城・シゴセンジャーという子ども向けの戦士をデザインした、四枚のカレンダーが入っている。指定された色紙の色を切り取って貼り付ける工作物として、工夫されている。
裏面には、「あなたは、ただいま東経135度・日本標準時「子午線のまち『明石』を通過されました。明石市長 北口寛人」という記載があるので
記念になった。
〈まとめ〉
私は「近畿の駅百選」で見たユニークな「人丸前駅」を目標におでかけしたが、立ち寄った天文科学館で「時の記念日」の記念証配布を知り、翌週、もう一度でかけた。そして、それを入手することができた。予想外の展開となったが、よい思い出になった。
(写真:中崎公園内 海に近い場所にある子午線標識)
その(229)終わりです。次の(230)をお楽しみに。

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