ヨーロッパ時計まわり列車旅(219)

ベネチアからティラーノ経由ミラノへ(35)
〈イタリア国からスイス国への国境審査〉
2008年09月07日、私はイタリア北部ティラーノのレーティッシュ鉄道・ベルニナ線ティラーノ駅前にいた。アルプスの麓だけあって、澄んだ涼しい空気に触れている。私は、ここから午前7時40分発の普通列車に乗車して、『ベルニナ峠(標高2253メートル)』を目指す予定なのだ。
駅舎に近づくと、この早朝にヨーロッパ人の団体客が約50名いた。駅舎に入るために並んでいる。ここで、突然に再登場するのだが、『国境審査』が実施されているのだ。これは、スイス国が欧州連合に加盟していないからだ。(2024年現在の情報では、スイス国はEUに加盟していないが、シェンゲン協定(国境審査に関する協定)には加盟しているので、状況は変化している可能性がある)
団体客は、EU加盟国の人人らしく、イタリア人係官に身分証明書を提示するだけのようだ。それでも、通常の(何もチェックのない)駅舎に入るという速度では歩けない。
その(219)終わりです。次の(220)をお楽しみに。

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