現代推し概論(コンカフェ編)
現代日本は「推し」という文化が定着しました。
「推しがいます」と言えば、「ああ、追っかけている人がいるんだね」とか「好きな人がいるんだね」と思ってもらえるようになりました。
しかし、いざ「推し」のいるオタクはさぞかし悩んでいるだろう。
推しって何だ?
「推し方がわかんない」
「推しってどう作るんだっけ」
「そもそも推しって何だ」 などなど...
推しをより健全で安定して推せるように、「推しとはなにか」を言語化してみました。
推しに悩んでいるあなたも、推しがいないあなたも、推しを作りたいあなたも是非読んでください。
推しとは
そもそも、「推し」とは何でしょうか
一推しのメンバーを意味する略語“推しメン”をさらに略したもの。
アイドル等のグループ内において、最も応援しているメンバーのことを指す。昔から使われてきた言葉ではあるが、『AKB48』の台頭により、そこまでアイドルに興味を持っていない一般層にも広く知られるようになった。
アイドルに関わらず、アニメやゲーム等のキャラクターについても同様の意味で使われることが多い。
そもそもの語源は推薦する意味の推すであり、転じて他者に勧めることができるほどに好きである様を表している。ゆえにしばしば好きよりも好意度が強い印象を受けることもある。
(https://numan.tokyo/words/eGfUZ numanより一部抜粋)
平たく言ってしまえば「好き」の最上級ってことですね。
ではなぜ、オタクは「推し」を作るのでしょうか。
僕はこう考えます
他の人との差別化と内外へのアピール
「推し」を明確に指定してあげることによって「推し」自身が他の人とは違う存在だと認識してくれます。
また、他のキャストから見たときも、
「この人は○○のオタクだ」という認識ができ、接しやすくなる(推測)と思います。
自分の場合だと「推し会いに行くこと」がコンカフェに行く目的の一つになるので、必要なところはお金を使う、必要じゃないときは抑えるというメリハリが出来るようになりました。
推しがいない期間を2回経験したのですが、2回とも目的なき秋葉原を彷徨い、結局推しがいた店に行き、推しがいたときよりも散財して、後で虚しくなるという負のスパイラルに嵌まったことがありました。
他人にオススメする場合に「好きな人」と紹介するより、「推し」と紹介した方が色々な情報を含んでいるので皆まで言う必要がなくなります。
推すための条件
オタクが「推しを推す」ために資格や経験が必要であることはありません。
その人にどれだけ使ったかとか、どれだけ会ったかなんて関係ありません。
大袈裟に言えば、何十回も通った末に「あなたのことを推しと呼んでもいいですか」と言っても、
初対面で「あなたは僕の推しです」と言っても、同じ「推し」だということには変わりません。
しかし、大事なのはこの「推し」の価値を下げちゃいけません。
先ほど「推し」にするのに使ったお金や時間は関係ないと言いましたが、「その人を思う気持ち」は大いに関係してくると思います。
「その人を思う気持ち」=「推しの価値」
会いに行く、キャストドリンクを入れる、チェキを撮る。
これらの行動が「推しの価値」を高める一番の近道になります。
推しは尊ければ尊いほど良いです。
それともう一つ大事ことがあります。
意外かもしれませんが、行動だけでは「推し」というのは認識してくれません。
毎回会いに行っても、ドリンクやチェキを入れても
キャストさんは案外、その好意を気づいてくれまん。
(正確にはそこまで安易に「自分のオタク」という判定が出来ないのかも)
なので一言「あなたは僕の推しです。」と言うことが大切です。
先ほども言いましたが、「推す」ことに変なハードルはありません。
周りにいくらオタクがいようが、いくら使ってようが、どれだけ通っていようが、自分の「推し」はその人しかいません。
今、自分に「推し」がいる人、自分が「推したい人」がいる人、自分が「推しかどうかはわかんないけど好きな人」がいる人は一回、「推し」という言葉を用いて思いを伝えてみましょう。
しかし、安易な「推し」呼びはやめましょう。
「推し」の安売りで自分の価値を下げるのだけはやめてください。
次回予告
最後に、次回はこんなことを喋りたいなっていうお品書きだけ残しときます。
反響があれば書きます。
・現代コンカフェ概論 ~なぜオタクはメイドカフェではなくコンカフェを選ぶのか~
・DDオタクの捉え方
・地方オタクの1日
・外神田3丁目の歩き方
・100年後の秋葉原、コンカフェのすがた
・地方にメイド喫茶を持ってこよう
・キャストドリンクの凄さ
あとがき
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回、自分の推し観を文字に起こしてみましたが、自分の思いの10分の1も伝えてないな。なんて思いながら書き上げました。
こんなこと書いてますが、なにも考えず出来る推しごとが一番良いに決まってます。
少しでも読んだ人の共感や気付きがあったら嬉しいです。
よい推しごとを。
駄文長文にお付き合い頂きありがとうございました。
また機会がありましたらお会いしましょう。
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