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そとをデザインするのが大切な理由

エクステリアの設計の仕事をしています。

そとで過ごすことがあたりまえの日常になる、そんな庭をデザインしていきたいと思っています。

そとで過ごすことがあたりまえの日常になる庭、ってどんな庭なのでしょうか?

どうして、庭があるのに使われないのでしょうか?


お正月、運動不足を解消しようと、歩いて買い物に行きました。

私が住むのは一戸建てが並ぶ住宅街。街ができて20年以上は経っているいるので、小さな子供たちは減り、街はひっそりをしていました。

歩くときは、近所の外構や庭を観察してしまうのがいつものくせ。

都心からは少しはなれているのでそれなりの広さのお庭もありますが、お庭で過ごす人を見かけることはありませんでした。


ウッドデッキはあるのに、道路から丸見えなので使えない庭

目隠しフェンスをつけているけど、高さが足りなくて足元しか隠れていないので、カーテンもあけられない家

雑草対策のために人工芝だけがしいてあり、使わなくなった子供のおもちゃが置いてあるだけの庭


せっかくのお庭なのに・・・もったいない。。


そとで過ごすのが楽しくなるにはどうすればいいでしょうか?

もちろん、目隠しや雑草対策も大事。でも、それ以上に大事なことは・・


そとを好きな空間にすること


そのために、デザイン が大事なのです。

デザインが好きなものをそばに置くと、少し幸せな気分になりませんか?

今年新しく買った手帳のデザインがお気に入りなら、そばにあるだけで少し気分が上がります。

好きなデザインのお皿にいれると、食事の時間が少し楽しくなります。


そんな風に、お気に入りのデザインをそばに置く、お気に入りのデザインの空間で過ごすことは、暮らしをきっと前より少し楽しくしてくれると思うのです。


目隠しするならフェンスだけではなく、タイルなどでデザインした壁も組み合わせて、隠すため、だけではなく、見て楽しめる「目隠し」にしませんか?

雑草対策に舗装するなら、同じ人工芝をつかっても、石やレンガでデザインをいれて、お気に入りの「舗装」にしませんか?


忙しい毎日だからこそ、日常のなかに好きな空間をつくる、そんなお手伝いをしたいと考えています。





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