見出し画像

#003・お稽古① 写真からスケッチ

はじめに


お疲れ様です。外堀 妖です。
3回目の作画塾も御視聴下さりありがとうございました。


今回は、~観察→消化→描画~を理解するべく、実際に写真を見ながらスケッチをした振り返りとなります。


観察→消化→描画とは?

「作画塾#002」(前回のライブ)では、上手な絵を描くためには、「①観察(インプット)→②消化(処理)→③描画(アウトプット)」の流れで鍛錬を積んでいく必要があると先生よりお話しがありました☟

★絵は、ロジカル(logical):論理的に根拠づけて練習していく必要があり、ただ意味もなく枚数を描いても上達しないことがわかりますね。

続いて本題に移ります。


「作画塾」#003・振り返り


■必要物品


■内容
□#003・お稽古① 写真からスケッチ
~観察→消化→描画~

◆写真からスケッチ

~「葉っぱ」の写真を見ながら、具体的な作画過程を考える~

○お題:「左上から光が当たっている、葉っぱの写真を見ながら様々な画材を使いそれぞれ描く」
 先生が出したお題を、一緒に描いていきます。

モチーフ

今回のモチーフは、こちらの「葉っぱ」になります。

モチーフの予習

事前にサトウヒロシ先生からモチーフの提示があり、どこにフォーカスを当てて描こうか考えました。職業柄「葉っぱの解剖」から入ろうと思い調べましたのでここにまとめます。(諸説あり、下記が絶対ではありません)

葉っぱの形
モチーフの葉っぱは、「中心が太く、先に行くほど細く」なっている形をしています。これは細胞分裂が関係しており、細胞分裂が進むと葉の根元で多く細胞分裂をするようになり逆に葉先では少なくなるためこの形になります。

葉っぱの切れ込み(ギザギザ)
葉っぱの切れ込みの理由は、①強風でも風を通して折れない様にするため。②風を良く通して光合成しやすく(二酸化炭素を取り込みやすく)するため。
なので、寒い地方の葉っぱ程ギザギザが多くなる傾向にあることが分かります。

葉っぱの色
葉っぱが緑色に見えるのは、「葉緑素(クロロフィル)」光合成のために青色光・赤色光を好んで吸収し、緑色を反射させ通り抜けさせるため。
そして秋の紅葉で葉っぱが赤く染まるのは、落ち葉は光合成は不要になって来るので光合成機能が落ちるため(葉緑素の分解が進むため)となります。

モチーフの葉っぱは2枚。左上からの光…前回の作画塾で行った、「遠近法」と「陰影法」が使えそうですよね?ネットで葉っぱの描き方を調べ少しまとめました。

☆手前はハッキリ大きく、奥はぼんやり小さくしていく。
☆手前は細かく、奥はあまり描き込まないこと。
☆光が当たる線は細く、影は濃く描いていくこと。
☆主脈を中心に描いて、葉の一番幅が広い所に線を引きながら大まかな形を描く。

上記を参考にスケッチしていこうと思います。

※葉っぱの解剖や描き方の参考資料(順不同)



鉛筆でデッサン(左:弟子/右:師匠)

サトウヒロシ先生と一緒にデッサンをしていきます。

①鉛筆で作画
写真を見たままにササッとスケッチ。
サイズが大きく、ビビッてストロークが短くなってしまいました。

葉っぱは、平面ではなく立体物。ここで、サトウヒロシ流視点の斬り込み!
Q.「別の角度から描けるかい?」とのこと。
A.「画力が無いので描けません!」
私の予習のアプローチの浅さが露出!そう来たか…模写が中心の「形稽古」では無かった訳です。

②写真から情報を収集し、別の角度(視点)で作画

画:サトウヒロシ先生

直方体の中に、葉っぱを入れて立体物を意識しやすくしております。様々な角度からカメラを当てたと仮定し描けるようになるための観察が必要とのこと。

~様々な視点~

画:サトウヒロシ先生

☝👀葉先からの視点
近くから見れば大きく見えますが、距離を離して望遠レンズで見ると「圧縮効果」でぶち抜かれ小さく見えると…同じ方向からでも見え方が異なっていきます。

画:サトウヒロシ先生

☝👀真上から見た視点:
 良くある視点。葉っぱの面積が全て見えます。葉脈の角度はなだらか。

☝👀横から見た視点:
 真横になるほど葉脈に角度がつき、ペタンと薄く見えます。

画:サトウヒロシ先生

☝👀裏側から見た視点

上記のように、一つのモチーフで様々な形を描くことができます。基礎形態がここで活きてきますね。


◎デッサンのポイント


◎観察したものを頭の中で消化し作画にしていく。どう消化するか考えることがデッサンの目的となる。

☆大きく描くと時間がかかり、沢山描けず練習には不向き。

☆描くストロークが短いと、全体がつかみにくくなるのでスーッと長く描くこと。

☆一つの写真から、位置関係(重なり含む)・輪郭線・立体感・角度など様々な情報(アイデア)を収集し、作画していくこと。

☆作画資料を探してもなかなかイメージとピッタリある資料は見つかりにくい。一つの写真から角度を変えて想像できる画力があればスムーズに作画が可能となる。

☆見れないものは描けないことは多いが、その「別の視点をもって考える」ことが重要。加えて、実際に見ながら描いて引き出しを増やしていく
ある程度パターンが分かってくると、木(葉っぱの集合体)もスムーズに描けるようになる。


③パターンの抽出(鉛筆編)
続いて、“モチーフを見ずに”自分が捉えた感覚で描いていきます。
どれだけ葉っぱの「特徴をしっかり捉えているか」を問われます。

画:サトウヒロシ先生

○葉っぱのフォルムはどうか?
○葉脈の角度はどうか?
○葉脈は、葉の尖端まで繋がっているのか? 等…細かいところまで観察が必要です。

これが何に活かされるかというと、
#001での「上手な絵=難易度×分かりやすさ」に繋がってきます。

葉っぱは先述の通り「葉緑素」の影響で緑色に見え、赤色青色には見えない訳ですが、「特徴を捉えていれば、どんな色でも葉っぱに見える」のです。


インクでデッサン(左:弟子/右:師匠)

④パターンの抽出(インク編)
⇒③の鉛筆画を元に、水筆と万年筆インクで描いていきます。
※弟子:すなおいろ「翠」
※師匠:カラートラベラー「西条レッドブリックチムニー」

☝トゲトゲがいびつな葉っぱになってしまいました。


○万年筆インクで葉っぱを描く方法

「色流し技法」でインクを置き、ムラが無いように面でベタ塗りをする
(湿っている間は色が薄ければどんどんインクを足していく)
インクが乾かないうちに、葉っぱのギザギザを水筆の穂先で写真に忠実に、リアリティーをもって描いていく
(葉先にトゲトゲが向かうように描くと綺麗に描ける)

☆モチーフの形を覚えれば、自信を持ってストロークを長く描けることに繋がり、インクが乾く前にムラなくスムーズに描けるようになります。


~ドリログを使ってみよう~

★番外編★でもご紹介した「毛細管現象」を利用し、ドリログを使って葉脈を描いていきます。

○万年筆インクとドリログで葉っぱを描く方法
~「毛細管現象」利用編~

①色流し技法で、万年筆インクでイラストを描く。
②ドライヤーで乾かす。
ドリログに水を吸わせて、乾いたインクイラストの上をなぞる。
こまめに浮いてきたインクをティッシュで吸わせる。

※筆圧が強すぎると、私のように紙に埋まってしまい上手く吸い上げられません。紙の上を万年筆のように滑らせるくらいで描いていきます。

弟子は、筆圧をコントロールする練習が必要なようです…!
あっという間な2時間でした。ありがとうございました。

アフター講義(動画)

サトウヒロシ先生が実際にモチーフを元に万年筆インクでイラストを描いて下さいました。ノーカットメイキングとなっておりますので是非ご覧下さいませ!

私も、後日描いてみようと思います!


課題

今回の振り返りを踏まえて、「葉っぱを様々な角度から沢山描く」「万年筆インクを使って成果物5点を描く」が、課題になりました。
落ち葉探しのため、カメラ片手にお散歩です妖~。

次のnoteでまとめていきたいと思います。見て頂きましてありがとうございました。

2021年12月23日(木) 外堀 妖


☆バックナンバー☆


「作画塾・#001」の振り返り

「作画塾・#001」の課題

「作画塾・#002」の振り返り

「作画塾・#002」の課題


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?