ゆるふわ「書きもの」論

いや、論、というほど論でもないです。でもなんとなく付けちゃいましたタイトル。さて。

なんだろな。仕事がらかな。ヒトサマのブログを読んでいると、むくむくと「確認したいこと」が沸いてくる。

批判でも、賛成でもなくて、その前段階の話。

えーと、ここで「りんご」っていってますけど、「りんご」にもいろいろあって、それはたとえばどんな「りんご」を念頭においてお話をしてますか?

それぞれがいろいろな「りんご」を思い浮かべるはずです。よけいなところで話が混乱しないように、ここでいっている「りんご」の定義とか、具体例を挙げたほうがいいような気がします。そのほうが読者が本論に集中しやすいと思いますとか。むくむく。

人からお金をとって読ませる文章は、少なくともそういう過程を経ている。まあ、ブログなんだからお金はとっていない、読みたくなければ読むなという向きもあろうが、せっかく「書く」というコストをかけるなら、自分の意図しているところがなるべく正確に伝わるように、最低限の「仕事」はしておいたほうがいいんじゃないだろうか。

本論以前のところで、お互いが違った「りんご」を思い浮かべながら、えんえんと、「りんごはそういうものじゃない!」的な議論をするのは、かなり不毛だ。自分の思う「りんご」は、他人の思う「りんご」と違うかもしれない。いや、違うと思っておいたほうがいい。

これは読む方にとっても同じことで、ブログを読んでいきなり臨戦体制に入ってしまわないで(なに〜、りんごは甘いだって!とんでもない!とか)、私は「紅玉」のことを思い浮かべていたけれど、もしかしてこの筆者は「ジョナゴールド」のことを念頭に置いているのかもしれない。ちょっと確認してみよう、程度の余裕があると、すてきだ。座布団一枚だ。

意見を言うのは、できる人にはできちゃうけど、意見を伝えるのは、できる人だけじゃできないものです。まずは他人に一度読んでもらって、感想をもらうといいんじゃないかなあと思ったりする。

追記:ここでの「ブログ」っていうのは、「ブログ」っていうシステムのことじゃなくて、自分の考えを書いて、ネットの上に公開している媒体という程度の意味。不特定多数の人がその考えに触れることができるというところがポイントです。ここでいう「ブログ」は、どういう「ブログ」を念頭に置いている? って聞かれたので、追記。

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