8thカガライブ!day1潜入レポート

皆さん、うぃっすうぃっすうぃっす、Sotamakiです。

先日、金沢のラブライブ!コピーユニット『カガライブ!』の8度目のライブが開催されました。読者の中には現地に観に行ったという方も多いのではないかと思います。

今日はそんな8thカガライブ!の潜入レポートを残しておきたいと思います。

立派なステージ

まず、会場に入って目に入る立派なステージ。コピーユニット『カガライブ!』は商業アイドルではなくアマチュアのグループだが、こんなに大きなステージで踊るのだと驚いた。筆者は『カガライブ!』のワンマンライブには初参加なため、過去のライブも記録が残っているものは予習した。そこで、歴代のステージを比較してみた。


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1stライブ 教室の床 

縦も横もギリギリ、お客さんと同じ高さのステージ。


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2ndライブ 倉庫みたいなところの床

お客さんと同じ高さのステージ。そして黒い。


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3rd&7thライブ タイルの上 

野外。本番ではマットをひいていた。お客さんと同じ高さのステージ。


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3rd&5thライブ 体育館の床

お客さんと同じ高さのステージ。広い。(広すぎてガランとしている)


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4th&6th 仮設ステージ

お客さんより少し高い、だけど少し狭いステージ。

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8thライブ(今回) 大きなメインステージ、そしてセンターステージ

これが今回のステージ。大きく舞台袖もちゃんとある。おまけにセンターステージもある。豪華である。昔は関東のコピーユニットやユニドルと比べると控えめなステージだったが、今では負けず劣らずなものになっている。

Day1 Caella! スーパースタート! 

照明が消え、約2名の人影がステージに立つ。そして、どこから伴なく聞こえる、「クーカー!」の声。

そう、この2人がステージに立ったということは曲はもちろん『Tiny Stars』である。

『Tiny Stars』は、ラブライブ!スーパースター第3話の挿入歌であり、クーカー(澁谷かのん、唐可可のユニット名)が初めて出場したスクールアイドルフェスで披露した曲である。

理事長から学校でスクールアイドル活動を行う条件として、代々木スクールアイドルフェスで1位を取る事を課され、主人公澁谷かのんは唐可可、嵐千砂都と共に曲・詩を作り、振り付けを考え、練習する、というストーリーの回である。

そしてこの曲は人前で歌う事に関してプレッシャーに悩まされている澁谷かのんが克服への一歩を踏み出す重要な曲でもある。

初めてのステージでの緊張、機材トラブルに見舞われた2人の目の前にはペンライトの光の海。クーカーの2人にダンスを教えた嵐千砂都は心配そうな、なんとも言えない表情で見守っていたのが印象的である。

プレッシャーのかかる3日間のライブの中の1番最初の曲として、この曲をチョイスしたのには何か意図があるのではと考えてしまう。(そう、読者はお気づきかもしれないが、筆者はこのライブのためにTVアニメ『ラブライブ!スーパースター!』1期全12話を予習してきたのである。)

表情やダンスからも熱い思いが溢れていたように感じられるステージだった。本公演はツイキャスで配信されてはいたが、遠目からの撮影によるものなので、表情は分かりづらい。キャストの表情は現地に行った特典として独り占めしておきたいと思う。

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前座曲が終わり、ライブの注意事項が説明され、幕間映像が流れる。ようやく本編が始まるぞと気持ちが高まっていったが...

いきなり曲を誤爆してしまう...

立派なステージで驚いていたが、学生らしいミスも顔を覗かせ、少しホッとした気持ちにもなる。BGMが終わりに差し掛かり、ステージ上にスクールアイドル”Caella!”が登場する。

開幕はもちろんこの曲、『START!! True dreams』、TVアニメ1期のOP曲である。ラブライブ!シリーズは9人グループのイメージが強いが、近年は『ラブライブ!サンシャイン‼︎』の姉妹系アイドルユニット「Saint Snow」や主にソロで活動する『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』など、いろいろな形のユニットが登場している。

5人、いや8人という少数精鋭のチームではあるが、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了していた。

と思っていたらキャストの一部が交代する。そう、コピーユニットカガライブ!はダブルキャスト制度を採用しており、1つの役を2人で担当することもあるらしい。なんとも斬新な制度である。しかしながら、キャストの数だけキャラクターの解釈があり、各々がそれを好きなように表現している点がカガライブ!の魅力であるのではないかと筆者は考える。

〜MC1 自己紹介〜

澁谷かのん役さかべーださんが軽快な口調で話し始める。どうやらラブライブ!シリーズではこの形の自己紹介が定番らしい。

筆者は取材で年に数団体のコピーユニットのライブに行くことがあるのだが、こんなふうにしっかりMCをやっている団体は見たことがない。

MCの内容は自分達で考えているのだろうか。金沢ネタをふんだんに盛り込んでおり、親しみのある印象を与えてくれる。

それにしても、他のキャストが話している時にキャラクターとしての細かい仕草えを忘れていないあたり、並々ならぬ研究の成果とこだわりを感じる。


〜『だから僕らは鳴らすんだ!』〜

間奏のコール&レスポンスがとてもとても楽しかった。筆者も思わず笑顔でクラップをしてしまった。この曲は本家のライブでも間奏に観客とのコール&レスポンスを行うのだが、その時の問いかけと全く同じというわけではなかった。コピーユニットではあるが、要所を自分達用にカスタマイズする。作品をよく知っていなければできないことである。

また、ステージ上で踊っている彼女達の表情を観て、ライブとは本来、会場にいる”全員”で楽しむものではないか?そう問われたような気がした。


〜『Statrlight prologue』〜

TVアニメ1期12話、「LoveLive!」東京地区代表を巡り、学校の皆と共に作ったステージで披露したLiella!の曲の中でも特に印象的な曲である。

そこで、ここまでのステージを作るためにどのような事をしてきたのか聞いてみた。

嵐千砂都役もちゃさんはこう話していた。縁があり、他大学の撮影チームや会場・機材を貸してくれる人達に協力してもらう事が出来たと話していた。

これを聞いてハッとした。カガライブ!は複数の大学の学生の混合チーム。それは、パフォーマンスを向上させる努力だけではこのライブは実現しなかったことを意味している。

会場を貸してくれる人がいて、設営を手伝ってくれる人がいて、撮影や音響の機材を貸してくれる人がいて、メイクやウィッグ用意をしてくれる人がいて、ライブ開催において必要な雑務をやってくれるひとがいる。現地に来てくれてライブを盛り上げてくれるファンがいて、片付けを手伝ってくれる人がいる。そして何より、やってみようという小さな勇気の積み重ねの先に今がある。それら全てが揃ってこのライブは成立している。垣間見える未熟さが逆に、多くの人達との繋がりを感じさせた。

〜スーパースタート〜

気づけばアンコール曲が終わり、あっという間の2時間だった。今回のライブのサブタイトルは『スーパースタート』だが、初お披露目のCaella!としてのスタートだけでなく3日間ある8thカガライブ!の、そして卒業するメンバーが抜けた後の新しいカガライブ!の「スーパースタート」だったのではないかと、そんな事を考えながら筆者は会場を後にした。

〜おまけ〜

ライブが終わり、舞台袖に退場するその瞬間までも手を振ってくれていた。抜け目のない、素晴らしいキャスト達である。






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