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操体・操体法を今後も残し伝えていくために

操体は生活そのものであると学び、
私自身も操体・操体法と携わっているからこそ、そのように感じます。
だからこそ広く伝わってほしいと思っています。
しかしながら、「しっかりと理解されたうえで広まっているのか?」と問われると
決して、そうではないように感じます。

私の年齢層(40代以上)ならば、身近で操体・操体法を
学んだ人も多くいますが、

もっと若い世代となると
「操体法という名前は知っているけど」・・・
「そもそも操体法って何?」・・・
という言葉が聞かれるのが現状なのです。

そして、様々な知識や研究がされる中、操体法に興味を持ってもらうためには
ただ『痛いことしないよ』『心地よいよ』だけではダメなのだと感じています。

では、何が必要なのか?

それは、なぜ効果が出るのか?というメカニズムの深掘りとなります。

操体法をそのメカニズムの部分から深めたうえで広めようとしているのが
『Sotai Therapy』になります。
理論からの深化があってようやくテクニックという進化に結びつきます。

この考えは、操体法だけに限ったことではないかもしれません。

そもそも
操体法を学ぶことは他の徒手を学ぶこととは少し違った学びとなります。

操体とは生き方に関することであり操体法はそれを実践・サポートする方法という分け方がされているからである。
ここは操体が他の徒手との大きく違う部分であり、だからかそ今後の時代にも残したいと思う理由の一つです。

操体もつ根本の良さは引継ぎ、操体法の部分を深掘りし理論的にも認められることで現代にも適した徒手療法と理解されることで、今後もしっかりと認識される。


操体とは生き方

操体の考え方の中に生きていく上での考え方に
自然法則や息食動想といった考え方がある。
操体の考え方は完全な健康体を100点とした時60点あれば良いとしている。

そこには日常生活を送るにおいて、頑張り過ぎないことなどの考えも含められていると感じる。

例えば、操体の学びの中に、バルの戒めというものがある。
この言葉も聞くとなるほどなと考えさせられる。

それらの考え方はセラピストとしての前に人としての考え方となる。
「セラピストである前に人」
この部分は結構置き去りにされている。

これは、セラピスト・クライアント両方に言える。

セラピストとクライアントは対等ということ。
人が人と接するにおいて前提として対等である。

もっともこの部分のバランスが崩れているから〇〇ハラスメントという言葉多く聞かれるのかもしれない。

このような、基本的な考えが操体にはあります。

操体法アプローチの特筆すべき点

操体について少し触れたので、操体法についても少し書かせていただきます。

操体法を深掘りする中で、今更ながら面白いと感じた点があります。
それは、動かしながら良いか?悪いか?の感覚によって判断し、その良さによって
からだを動かし調整するという部分。

こういうアプローチを最初から取り入れているのは操体法の特筆すべき点と言えます。この部分も理論的に深掘りしていくと実に理にかなっているのです。

このことを学んでいくと、『操体法は近代科学に基づくものでる』ということがわかります。

徒手療法の世界にも溢れんばかりの情報があります。
そしてその多くはテクニック。

テクニックも大切ですが、その前に本質を知ることが大切。

少なくとも、Sotai Therapyでは、本質も大切に現代に合わせた
知識で理解を深め、そのうえで操体法の徒手を伝えていきたいと考えています。

Sotai Therapy 

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