2023年1月8日市民大会準決勝 VS FC KASUKABE マッチレビュー

 皆さんこんにちは!そしてあけましておめでとうございます!春日部あとむのそうたです。新年一発目の試合、そしてあとむの初タイトルをかけた市民大会準決勝は、まさかの0-7で大敗という結果に終わりました。正直、振り返らずに次を見ることが重要だと思いましたが、自分が監督になったら、こういう試合も逃げずに向き合っていかなければなりません。今回はこの大敗の要因や改善点を紐解いていきたいと思います。

1.スコア

春日部あとむ 0-7 FC KASUKABE

2.総括

 宿敵、Goisに勝利し迎えた準決勝。チーム初タイトルもより現実味を帯びてきた新年初ゲームは、7失点と総崩れによる敗退となった。その原因は様々なものがあると考えるが、今回は自分が特に気になった点を2点、お伝えできればと思います。

2-1 当たり前だが再認識された「ファーストボール」の重要性

 今回の試合、自分の中で1番気になった点は、ボールの処理。一言に「ボールの処理」といっても。「止めて、蹴る」などの基本的なところから始まり、浮き玉のトラップやボレーの質、ドリブルの際のボールを蹴り出す位置やセカンドボールの拾い方など、多くの点がありますが、今回注目したのはサッカーの基本中の基本、「自分(チーム)がボールを持つ」ということです。例えば、先ほど例に挙げた「止めて、蹴る」この「止める」という技術は、「次のプレーに入りやすい位置に止める」という意味を持っています。10センチの位置の違いで次のプレーが大きく変わる。それがサッカーです。
 この、「次のプレーに入りやすい位置」というのは当然、相手に奪われにくい位置や相手を置き去りにできる位置に止めるという意味も含まれています。サッカーはゴールまでボールを運ぶことで得点が入り、得点が入らなければ勝利できないスポーツです。得点を決めるためには当然、自分たちでボールを持っている必要があります。当たり前ことを繰り返していますが、「相手に奪われにくい位置にボールを処理する」ということは、ポゼッション、カウンターなどの戦術を超えて常識であることは間違いない思います。
 試合に戻ると、この試合ではボールの止め方を中心とした「相手に奪われにくい所にボールを処理する」ことがうまくいっていなかったと思いました。ボールが来た際に、あえて相手に取られやすいような選択をしてしまったり、トラップが大きくなってしまったり、、、ボールを止めるなどの処理だけでなく、クリアも同じです。この試合、クリアする場面が少なく、HTでも改善点として出されました。しかし、その後も不明確なクリアが多く、セカンドボールを奪われてしまうシーンが散見しました。できるだけ遠くに、安全な位置にクリアする。その意識が少しなかったのかなと感じました。
 これらはサッカーのいわば第一歩というようなところ。そこで思うようなプレーを出せなかったのが様々な点に相互で働いてしまい、試合全体がうまくいかなかったのではないかと思いました。今までの試合を見てきても、なかなかいいプレーができない時は、こういったボールの扱いがうまくいっていないような印象を受けました。「ファーストボール」と言えばいいでしょうか。セカンドボールに繋がるプレーが許容範囲以上に雑だったなという印象を受けました。こういった部分、基礎的なところだけど時間をかけて一人ひとりが向き合っていくことが大切なのではないかと思いました。

2-2 守備崩壊に繋がった?ボランチの位置

 気になった点二つ目は、ボランチの位置どりです。自陣内でのビルドアップの際、ボランチがボールサイドによりすぎてしまうような気がしました。うちのチームは2ボラのシステムを採用しているが、特にサイドで起点を作りたい時、サイドのCBやサイドハーフの方へよりすぎてしまっているように感じました。そのため、そこで奪われた際に、真ん中が広く空いてしまい、そこに相手FWやMFが走り込むことで、サッカーで最も重要な「中央の攻防」で後手を踏んでしまっているのではないかと考えました。
 もちろん、パスコースを作ったり、サイドで数的優位を作ることで、次の攻撃につながるきっかけにはなる、そういった意図があってのポジショニングの可能性も充分にあります。そのため、この点は打開策や対応策をまた考えていけたらと思います。

 今回の試合、このほかにも改善点はたくさんありました。でも、チームとしてこの試合が失敗だったとは思いません。我々の課題をしっかりと捉えることができた、いい試合だったと思います。今回の経験を活かして、まずは会長杯、そして来たるリーグ戦でいい結果を残していければ、今日の試合が意味のあるものだったと言えると思います。会長杯初戦、絶対に勝ちましょう!
あとむ最高!!

そうた

 

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