テーブルトークRPGを楽しもう!(14)~『フタリソウサ』でソロぼっち編~


はじめに

この記事をクリックしていただき、ありがとうございます。

今回は、久しぶりにTRPGタイトルでソロぼっちにふけります。
取り上げるのは、『フタリソウサ』シリーズ。
毎年1冊のペースで拡張ルールブックかシナリオ集がリリースされており、長く遊べる環境が整っています。

では、早速ソロぼっちを始めましょう!

発売タイトル一覧

『フタリソウサ』のタイトルは公式サイトでご確認ください。

キャラクターシートなどのダウンロードも可能となっております。
シート類がダウンロードできるなんて、いい時代になりましたね。
思い出話になりますが、当時はコンビニなんてなかったので、コピー機を求めて駅前まで自転車をこいだのが懐かしい。

基本ルールブックを購入後は、自分のプレイしたいシチュエーションがプレイできる拡張ルールブックを買い足してプレイの幅を広げていくことになります。

全巻なくても、困ることはないと思います。
気がつけば全巻そろっている可能性はあります。

シナリオ作りがネックだが、シナリオ集が充実


このゲームの最大の障害はシナリオと言えます。
ソロぼっちでも、わかります。

ソロぼっちの技能である、<シナリオを読む>を成功させ、シナリオを読みます。
シナリオ自体のページ数はそんなに多くはありません。
しかし、オチまで考えてシナリオを自作するにはハードルが高いと感じます。

そこで、シナリオ集の召喚です。
他のTRPGシステムでは、シナリオ集は参考程度かと思うところはありますが、『フタリソウサ』は違います。
まさに、メインと言っても過言ではないでしょう。

何よりすごいのは、シナリオ集に収められているシナリオ集の本数が多い!
ページ数が少ないと書きました。
が、多すぎるでしょう。
月に1本をプレイしても一生かかっても、できないくらいの本数が収録されています。
シナリオ集に収められたシナリオを参考に、シナリオを自作することも可能です。

プレイせずとも、シナリオを読むだけでも楽しい。
読んだらあかんよ、とは書いていますが、プレイする時には多分内容を忘れていると思います。

『フタリソウサ』のシナリオを読むと、シナリオフックやオチの勉強になります。
特に、キーワードを捜査するという発想は、他のTRPGシステムのシナリオにも活かせるものでしょう。

プレイ環境を配慮したシステム


私もそうですが、TRPGをするメンバーが集まりません。
4人は最低そろわないと、楽しめないようなTRPGシステムが多いような気がします。

しかし、『フタリソウサ』は、最低2人から始められます。
推奨が3人ですね。
バディシステムを搭載しているので、4人以上だと逆にプレイしずらいかも。

他のTRPGシステムをプレイする予定が、メンバーがそろわない。
その時に、『フタリソウサ』を代わりにプレイすることもありかなと感じました。

ドラマを再現するにはもってこい


刑事ドラマなどを再現する。
できますよ。

自分が憧れるドラマや漫画の主人公になれちゃう。
素敵なことです。

拡張ルールブックには、それぞれのテーマに即したシナリオがたんまり掲載されているのでプレイできないということはありません。

私なら、『相棒』か『あぶない刑事』あたりをできたらやりたいですね。

選べる技能が少ないのが好印象


キャラクターを作るうえで欠かせないのが技能。
どうしてもTRPGシステムは、サイコロによる判定を避けて通ることはできません。
偶然性がないTRPGシステム。
ゲームじゃない。

判定の有利・不利を左右するのが、能力値であり技能です。
ですが、技能を選ぶのって大変じゃないですか。

ソロぼっちってるときに、技能一覧を見るといつもこう思います。
こんなに要るの、って。

リプレイを読んでいても、使ってる技能は決まってくるように感じます。
なんなら、ビギナー技能パックとかっていう表があってもいいんじゃないかと思います。
作成済みのキャラクターを使えば済みますが、自作と作成済みとの中間みたいなルールがあったらいいんじゃないかと思います。

『フタリソウサ』は技能が限られています。
選択肢がないので、すぐにキャラクターを作成できます。

悩んだらサイコロで決めれる各種の表がふんだんに用意されています。
キャンペーンじゃないなら、サイコロ任せのキャラクターをプレイするのもいいかもしれません。

名前のランダム表などのツールは他にも使える


『フタリソウサ』は、ランダムで決めれる表がたくさん用意されています。
もちろん、他のTRPGシステムにも流用できます。

それほど重要ではないノンプレイヤーキャラクターのキャラ付けなどに困った際には、『フタリソウサ』の各種表が威力を発揮します。

昔と比べて、この辺りも手厚いサポートがされるようになりましたね。

おわりに


『フタリソウサ』は、メインにもサブにもなるTRPGシステムです。
ある程度の仕上がりを見たので、これ以上の大幅な拡張ルールはないと思います。
シナリオ集+α(ちょこっとルール)が発売されるぐらいでしょう。

軸足は、『天才軍師になろう』に移っていくと思われます。
バディシステムのTRPGなので、両方のルールを使ったプレイ方法のルールが発表されるかもしれません。

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