テーブルトークRPGを楽しもう!(11)~ソロぼっち編~


はじめに

 この記事をクリックしていただきありがとうございます。

 相変わらずソロぼっちプレイでTRPGを楽しんでいます。
 今年も、新作がたくさん出版されるので、ソロぼっちが追い付かない始末です。
『FINAL FANTASY XIV TTRPG』の発売が発表されて、発売が待ち遠しいと思っていたら、もうすぐ発売しますね。時間が経つのは早い。
『FINAL FANTASY XIV TTRPG』は、世界進出を目指しているんでしょうか。公式サイトには、「テーブルトーク」ではなく「テーブルトップ」になっています。

今回は、

『シノビガミ』のリプレイの「うたものがたり」

を取り上げます。

再版されています


「うたものがたり」は、長らく絶版状態でした。
中古本には高値がついていて、とても手が出せる本ではありませんでした。
電子書籍もなく、購入はあきらめていました。

『シノビガミ』のシナリオ集には、「うたものがたり」が無いとできないシナリオも掲載されているので、いつかは再版されるのではと期待はしていました。

そして、今年の2月に再版されましたよ!
『シノビガミ』をプレイされている方は、もう情報をキャッチしていると思います。

通販サイトで定価で購入が可能となっています。
もし、欲しいけど買えなかったあなた。
今がチャンスです。

巻末にはルールが載っている


リプレイには、巻末にちょっとだけルール類がついている場合があります。
「うたものがたり」にも、『シノビガミ』を平安時代でプレイするためのルールやデータが載っています。

他の拡張ルールブック等に再掲載はなさそうなので、平安時代でのプレイを考えている場合は購入しないといけません。

平安時代での『シノビガミ』のプレイを考えていない場合は、追加ルール目当てでの購入は必要ないでしょう。

『シノビガミ』プレイの楽しさが分かるリプレイ


 「うたものがたり」のリプレイですが、人間関係が複雑で、私には一読では相関関係が分かりませでした。
 読解力がない? 人間関係が分からない話は、読み進めるのがつらいものです。 しかし、安心してください。最後まで読み進めていけますよ。
 人間関係はいったんわきにおいて、プレイに出てくる情報のやり取りを軸に読めばいけます。中盤戦からグイグイ来るので、序盤戦で人間関係がよく分からないと言って投げ出さなくても大丈夫です。

 読み終えて思ったのは、内容がよく練られています。
一番良かったのが『シノビガミ』に採用されている「秘密」のルールが効いており、リプレイを面白くしています。
『シノビガミ』が長く遊ばれている理由が分かったような気がします。

「秘密」のルールは、既存のシナリオの「秘密」の部分だけを書き換えれば全く違った風に模様替えできてしまう破壊力を持ち合わせています。
 これは、昭和のプレイヤーである私には衝撃的でした。
この発想は、仕事でも使えそうな気がしています。

リプレイは、ソロぼっちでも読破できるのがいい所です。
基本ルールブックや拡張ルールやシナリオ集を、1から10まで読み通したことが、そういえばないですね。
何かをすっ飛ばして読んでいます。

『シノビガミ』だからできること


『シノビガミ』以外のTRPGシステムのリプレイも読みますが、出てくる技能(スキル)は大体は同じのが出てきます。実際のプレイでも同じ状況だと私は考えています。
 限られて時間でセッションをこなすとなると、使える技能を中心に採っていくのは仕方がないのかもしれません。
 やっぱり、ダイスを振るなら成功したいのがプレイヤー心理ですから。
いまは、クリット(クリティカルヒットの略語)とか言うんですかね?
昔のリプレイでは、よく出てきましたが最近は見なくなりました。

『シノビガミ』は「奥義」なるルールで、シナリオの展開が変わります。
このルールは、1キャラクター1セッションなら、毎回楽しいセッションができるのではないでしょうか。
 同じシナリオでも、登場するキャラクターの「奥義」とハンドアウトの「秘密」が違えば、まったく違った内容になり、やったことがあるシナリオだからといって面白さが半減することは無いと思います。

おわりに


「うたものがたり」は『シノビガミ』の醍醐味を味わう上では参考になるリプレイだと、読後に思いました。

「うたものがたり」を最初に読んで、面白そうって思ったら『シノビガミ』を買ってみてはどうでしょうか。

基本ルールブックにいくのもいいですが、『シノビガミ』にはスタートブックが上下で発売されています。スターターセットにはリプレイがついています。

どちらも改訂版が出ていますので、購入時にはタイトルをご確認ください。

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