テーブルトークRPGを楽しもう!(9)~ソロぼっち編~


はじめに

このページを開いていただき、ありがとうございます。

TRPGを始めたいとしても、こんな悩みはありませんか?

買うのはいいけど、TRPGをどう楽しんでいいのか分からないよ。
1人なら、なおさらTRPGを買う意味がないんじゃないの。

そんな疑問に、筆者なりの1人TRPG(ソロぼっち)の楽しみ方を紹介していくのが、今シリーズになります。

今回は、『神我狩』ではなくサポート誌です!
『神我狩』は、ほぼソロぼっちプレイ済みですので、機会を見て書いていきます。

初めてサポート誌を買ってみた


TRPGには、サポート誌なるものが、数誌発売されています。
このページを読んでいる方は、すでにご存じのことだろうとは思います。

気にはなっていたのですが、ネットから情報を手に入れらるご時世。
サポート誌が必要なのか、疑問に思っている自分がいます。
今回は、生まれて初めて『ROle&Roll vol.228』を購入して、その中身を探索することにしました。

まだ、サポート誌を買ったことがない人の参考になればと思います。

サポートの今昔物語


少しだけ、昔話。
昔話が要らない方は読み飛ばしてください。

私がサポート誌を買わなかった理由は、エラッタの公開状況にあります。
私がプレイしていた時代は、もちろんネットなど無い時代です。
買ったゲームの情報を手に入れるには、サポート誌を買う以外ありませんでした。
幸い書籍で販売されていたので、本屋さんで購入できた記憶があります。
売っていないときは、足を延ばし大きな本屋さんに出向かないと買えない場合もありました。
高校生の時は電車で通学していたおり、大きな本屋さんに寄ることができたので、特に不便は感じなかったです。
お金がなかったので、目次を見て必要だと思った場合のみ買っていたのを覚えています。
サポート誌を買う動機は、先ほど書きました通りエラッタが欲しいからです。
発売予告を見ると、自分の持っているTRPGシステムのエラッタ掲載という文字を見つければ、間違いなく買っていました。
TRPGシステムや拡張ルールブックの発売予定も、基本はサポート誌で情報を得るしかありませんでした。
あとは、載っていたリプレイを読んでいたのを覚えています。
それ以外は記憶にないですね。
そう、本当にゲームのプレイに必要な情報を手に入れる唯一の手段がサポート誌だったのです。
買ったサポート誌は大切に保管をしていました。

時は移り変わり、現代ではネット環境が整備されており、上記の情報はネットで無料で手に入るようになりました。
いい時代になりました。

内容は……


サポート誌の裏表紙を見ると載っている記事(TRPGシステム)の一覧が載っています。
リアルな書店など、手に撮れる環境なら裏表紙の情報を有用です。
数えると26タイトル。
発売されていない1タイトルを除くと25タイトル。
これだけTRPGシステムって発売されているんだと、あらためて実感できます。
私が持っているTRPGシステムは、掲載されている記事の中では6つありました。
ということは、19の記事は自分が持っていないものとなります。

ジャンルは、大きく分けて「シナリオ」か「サポート」の2つです。
大昔と違い、「シナリオ」の需要があるのが分かる構成です。
「シナリオ」を読むことで、そのTRPGシステムの特徴や流れが分かります。
買ってみようと思っているTRPGシステムがあるなら購入の判断の参考になるでしょう。
また、シナリオのネタに困っている場合は、アイデアの一部だけを利用する使い方もできます。
ソロぼっちプレイ的には、「シナリオ」が多数載っているのはありがたいです。
「サポート」関係は、プレイしない場合は単なるデータの集まりになりますので。

「サポート」は、拡張ルールブックに載っていてもおかしくない情報となっています。
拡張ルールブックにまとまって発売されると良いですが、昨今の事情から発売がされない場合も考えられます。個人的には、『異界戦記カオスフレアSecond Chapter』の拡張ルールブックの発売を切望します。
欲しい拡張ルールであるならば、買っておいた方がいいでしょう。
考え方を変えると、欲しい拡張ルールのみを導入したいだけなら、サポート誌だけ手に入れるという運用方法もありではないでしょうか。

サポート誌の記事になっているTRPGシステムを1つも持っていない場合は、購入する利点は感じられない……、いやいや、そういう場合はサポート誌をそもそも買わないか。
もし、何もTRPGシステムを持っていない人なら、サポート誌を買ってみて、以下を重点的に読んでみてはいかがでしょうか。

  • ルールは、自分に合っているか

  • シナリオを読んで面白く感じるか

  • 自分のプレイしたいジャンルのTRPGシステムを探す

自分に合うTRPGシステムが見つかったら、基本ルールブックに進んでみてはどうでしょうか。

感じたこと


では、私は現代のサポート誌を読んだときに感じたことを書きます。

ざっと流し読みをした初見の時は、自分の持っているTRPGシステムの記事を中心に読み、買おうか迷っているTRPGシステムの記事を確認しました。
他の記事は、パラ見程度にとどめました。

最初の感想は、内容が充実している。
この一言に尽きます。
大昔とは大違いです。
いい時代になったもんです。

記事のページ数が、1タイトル毎だと少ないなと思っていましたが、読んでみると丁度いい塩梅です。
自分の持っていないTRPGシステムに、シナリオだけでも触れられたのは、いい経験になりました。
シナリオの持っていき方(3幕構成の展開の仕方)が、特に参考になりました。

新作情報は、ネットに軍配が上がります。
しかし、自分の情報網から外れているゲーム情報を手に入れられるのは、自分の知見を広めるうえで有用だと感じました。

おわりに


サポート誌は、まるで松花堂弁当のよう。
たくさんのTRPGシステムに一度に触れるには好都合です。
自分では絶対に買わないTRPGシステムに触れることで、やらず嫌いでプレイしていないTRPGシステムを確認する機会にもなります。

また、自分がプレイしているTRPGシステムにシナリオやデータを転用するつもりや、アイデア出しの参考やシナリオフックとして利用する場合は購入するのもいいかもしれません。

サポート誌の活用法があるなら、定期的に手にしてみてはいかがでしょうか。


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