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【R5建設部門・施工計画、施工設備及び積算】Ⅱ-1-4「再現論文」/技術士第二次試験

【問題文】
 設計基準強度50~100N/mm2の高強度コンクリートの特徴を説明せよ。また,高強度コンクリートの打込み時、養生時の各段階における品質確保のための留意点について説明せよ。

受講生さんの了解を得て、ここに掲載します。

本復元論文の受講生さんは、問題Ⅱにおいて「B」評価とされました。
ただ、この論文だけなら私は「A評価」にしてよいと考えています。
 ・読みやすい。
 ・題意に沿って解答している。

しがたって、Ⅱー2の評価が厳しかったのではないか、と私は推測しています。(昨日投稿した道路の受講生に対する見解と同じです。)

標題の復元論文を以下に示しますので、みなさんもご一読いただき、改善点があればご指摘いただけませんか?
(noteの表示上、項目名を下線で表示できないので、太字で表示させます)

【復元論文】
1.高強度コンクリートの特徴

➀セメント量が多く水が極端に少ないため、緻密で高耐久のコンクリートとなる。
②部材の断面を小さくできるため、重量負担の軽減やスパンの広さを大きく確保できる。
③粘性が大きくブリーディングが少ないため、施工時の注意点が通常の施工時と異なる。
④空気量が少なく、自己収縮が大きくなる。
⑤火災が起きた際に爆裂を起こすことがあるため、この対策としてポリプロピレンなどの繊維を混入する。
⑥強度コンクリートは一般的なコンクリートよりも高価で、施工には技術的な要素が必要になる。
2.高強度コンクリートの品質確保の留意点
1)打込み時

・コンクリートの性質を理解した上で、適切な打込み方法を選択する。
・コンクリートの温度、気温、湿度及び風速などの気象条件に留意する。
・打込み作業の進捗状況を適宜確認し、必要に応じて当作業を調整する。
2)養生時
・コンクリートの表面が乾燥しないように、適切な湿潤状態を維持する。
・コンクリートの温度、気温、湿度及び風速などの気象条件に留意する。
                               以上

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