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【R5建設部門・鋼構造及びコンクリート】Ⅱ-1-1「再現論文」/技術士第二次試験

【問題文】
鋼構造物の主部材における主な損傷は、腐食による断面減少、疲労き裂、変形がある。これらの中から損傷を1つ選択し、主部材の損傷箇所を特定したうえで、その損傷に対する補修が必要と判断された場合、代表的な補修方法及び設計と施工における留意点を説明せよ。


受講生のかたから、標題の再現論文を提供していただきました。
ご本人さんの了解を得て、ここに掲載します。

結果はB判定でした。

さて、あなたが採点者である場合、どこをどのように改善すればA評価にできるか、説明できますか?

【再現論文】
 鋼構造物の主部材における主な損傷のうち、疲労き裂について以下に述べる。
1.疲労き裂が発生する主部材の損傷箇所
 疲労き裂が主に発生する箇所として、RC床版を挙げる。
2.疲労き裂に対する補修方法
 疲労き裂による補修方法は、代表的なものとして1)床版上面増厚工法と2)鉄筋補強上面増厚工法がある。
3.設計・施工上の留意点
 前述した各補修方法に対し、設計と施工上の留意点を以下に説明する。
1)床版上面増厚工法
・本工法は施工時に交通規制が必要となるため、設計時に交通規制手順を入念に検討する必要がある。
・PC鋼材が上面に定着されている場合、切削方法に留意が必要である。
要とする。
2)鉄筋補強上面増厚工法
・本工法は施工時に交通規制が必要となるため、設計時に交通規制手順を入念に検討する必要がある。
・新旧コンクリートの一体化が補強効果と長期耐久性に影響を与えるため、入念な施工を必要とする。
以上

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