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sosoの素(104)

成長するということ

自分の中で停滞していることやなんでこんなことになるの?とか上手くいかなかったり誰かに貶められているような自分だけが多くの不都合を背負ってしまってるような気分になる時がある。
そんな時、決まって周りは穏やかで楽しそうに見えて孤独な気持ちにもなるから不思議。

新学期になって少ししたころから高学年のお姉ちゃんの様子がおかしかった。
月曜日になると必ず熱が出た。土日に楽しいことがあってたくさん遊ぶと必ず。月曜日に行けても火曜日には熱が出るようなことが2ヶ月ほど続いた。
親としては思春期に突入してるからなのか、はたまた学校で何かあったのか、その原因を突き詰めることは僕らの心配は減るかもしれないが彼女のストレスは増すだけだから深く追求せずに明日学校行けるといいねと話す程度にしていた。
家の中でも不機嫌になったりうだうだだらだらする時間も多く、僕らに注意を受け、それをふてくされて逆ギレのような態度をしていた。
去年まで自分の大好きな友達と一緒のクラスで担任の先生のことも好きだったようで本当に毎日楽しかったらしい。それが今年は仲良しのこと離れてしまって新しいクラスには気の合う子がほとんどいないと4月からしょげながら言っていた。それでも放課後新しいクラスの友達と遊んだりはしてたので孤立してる訳でもないのかな?と見守っていた。
保護者会があり、そこで担任の先生からキャンプの班決めの時に娘は少し仲の良い友達とも同じ班になろうともせず一人ポツンと引いて見ていたらしい。それで特に仲がいいわけでもない子と同じ班になり、それを見て心配した担任の先生が男の子の班で同じ班になりたいことはいないかと聞いてくれて優遇してその班と同じにしたんですと教えてくれた。彼女のモヤモヤの原因は1学年2クラスしかないのに好きな友達全部他のクラスで自分だけが1人で、なんとか新しいクラスで楽しく過ごそうと試みたもののやっぱり馬が合わない。それでキャンプの班決めの時に急にそんな状況に引いてしまって身動きが取れず固まってしまったのかもしれない。
そのことに多少触れるか触れないかくらいの会話はしたけど深く追求せず、少し日が経った夕食の時の会話で小さい時はみんな仲良くしようねでいいけど大きくなると色々あるよねって話をしてたら「本当にそう、いろいろある」と実感を込めて吹っ切れた笑顔で話してくれた。
それ以降、娘は何か吹っ切れたようで無理して同じクラスのこと遊ばなくなったし、僕らも学校だけが居場所じゃないからねーとこれまでたくさん遊んでくれた大人の友達やいろんな場所で仲良くなった友達の話をするようになった。
そこから急にそれまで毎週出ていた熱は一切でなくなり、言動も態度もグンと落ち着いて本人も楽しく過ごす日が増えた。

彼女は思春期でとても不安定な時期に突入している。
もしも去年までのクラスであればキャンプの班決めも仲良しの子と同じになれて今回のようなことはなかったかもしれないけども楽しすぎて大きな怪我や問題が起きることだってある。
現実はいつだって自分の思い通りにはならない。そんなことは大人になればなるほど多くなる。自分だけが不幸だ不運だと嘆いていても何も始まらない。置かれた環境下でなんとかしてくことが大切で、それを少しでもクリアしていくことでそれまで気づかなかったことや未熟な部分が好転していくきっかけになることが多い。

ぐずぐずしたりもやもやしてることが続いてる時は投げ出したり逃げ出したりしたくなる。それせず辛抱しながら何か方法がないか、どうにかできないかを模索しながら目の前の今できることを精一杯やることで次の道は切り開かれると信じている。

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